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Photographer: VCG/Visual China Group

アプリで忠誠心試す中国、「習近平思想」強化狙い人海戦術

  • アップルの国内ダウンロードチャートで1位となった
  • ネットに夢中の国民、携帯電話を通じたアクセスが指導部の戦略
CHONGQING, CHINA - MARCH 28: (CHINA OUT) Thousands of members of CPC make oaths to celebrate the 90th anniversary of the founding of the Communist Party of China (CPC) at Baguocheng Square on March 28, 2011 in Chongqing, China. This year is the 90th anniversary of the founding of the Communist Party of China (CPC), and it will be a major event in China's political life. (Photo by VCG via Getty Images)
Photographer: VCG/Visual China Group

中国が習近平国家主席と共産党への国民の忠誠をオンラインで試している。付与されたポイントのスコアで忠誠度を測るモバイルアプリを強化するため人海戦術に打って出た。

  国営の中国中央テレビ局(CCTV)は新メディア部門向けに300人を募集。その半数がアプリ「学習強国」を管理を担当する。共産党総書記でもある習主席と党の「イデオロギー・政治行動との高水準の結束」を維持し、「社会主義の中核的価値観を実践」することなどが基本的要件だとする広告をCCTVがソーシャルメディアの「微信」に持つアカウントに今月掲載した。

China Hiring Hundreds to Run Its Xi-Devoted Propaganda App

アプリ「学習強国」に掲載された植樹する習近平国家主席の写真

写真家:Justin Chin / Bloomberg

  このアプリは、2年前に改正された憲法に盛り込まれた「習近平思想」を広めるための最新の試みだ。今年1月に配信が始まるとすぐに米アップルの国内ダウンロードチャートで1位となり、官僚や党関係者の間でもよく話題にされている。

  多くの政府職員にとって、このアプリの定期的使用は義務だ。ポイントを稼ぐことで忠誠を立証するよう命じられているのだ。どれくらい頻繁にログインしているかや投稿へのコメント、あるいはクイズへの回答に応じてポイントが付与されるのだと複数の官僚が匿名を条件にブルームバーグに語った。

  これまでのところこのアプリ利用の執行ルールは省庁間でかなり異なるようだ。北京にいる1人の当局者はスコアがゼロだが、上司から何のおとがめもないと話した。だが職員による定期的なアプリ利用を確実にするための特別委員会を設けている地方当局もある。国務院新聞弁公室にアプリ使用に関する義務規定についてコメントを求めファクスで問い合わせたが返答はなかった。

China Hiring Hundreds to Run Its Xi-Devoted Propaganda App

どれくらい頻繁にログインしているかや投稿へのコメント、あるいはクイズへの回答に応じてポイントが付与される

写真家:Justin Chin / Bloomberg

  中国人がインターネットに夢中になっていることに着目した指導部は、携帯電話を通じた国民へのアクセスを以前から戦略として採用している。2017年にはテンセント・ホールディングス(騰訊)が設計したアプリが、ストリーミング配信された習主席の演説に最も素早く称賛を送った利用者にポイントを与えた。

  調査会社eマーケターは、中国では18年、大人がオンライン利用に1日当たり3時間を費やしたと推計。テレビ視聴より長い時間を充てており、その71%はモバイル端末だという。

原題:China Hires Hundreds to Run Its Xi-Devoted Propaganda App(抜粋)

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