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コービン政権実現なら英銀に打撃、合意なき離脱級の衝撃-シティ予想

  • 労働党政権が誕生したら資本流出の可能性-シティのアナリスト予測
  • 英銀の株価を直撃、世界的な銀行は持ちこたえる可能性
英野党・労働党のコービン党首

英野党・労働党のコービン党首

Photographer: Anthony Devlin/Getty Images
英野党・労働党のコービン党首
Photographer: Anthony Devlin/Getty Images

英野党・労働党のコービン党首が首相に選出された場合、英国の銀行利益は合意なき欧州連合(EU)離脱に匹敵するほどのダメージを受けることになると、米シティグループが予測した。

  ロンドン株式市場で取引される銀行株は「合意なき離脱」の脅威が薄れるのに伴い、昨年の安値から回復してきた。その一方で、将来的なEUとの関係について英議会で意見がまとまらず総選挙の可能性も高まっている。労働党の公約は金融セクターの将来には良いとは言えないだろうと、シティはみている。

U.K. lenders have risen this year as chance of `no-deal Brexit' declined

  アンドルー・クームス氏らシティのアナリストは顧客向けリポートで、「英国の銀行の1株当たり利益に及ぼす影響は、合意なき離脱と同程度のショックを与える可能性がある。その主な原因は企業投資の後退、住宅規制、コストに対する柔軟性の軽減、そして増税だ」と指摘した。

  シティは労働党政権が誕生した場合、英銀の株価は当面ポンドとともに急落すると予想する。その理由は「企業に優しくない」赤字財政政策が同党の現在の公約に盛り込まれており、英国からの資本流出を招く可能性が高いからだと指摘した。その一方で、ポンド安がもたらす利点を考えると世界的な銀行は「持ちこたえる」可能性が高いとみている。

原題:Corbyn Government as Bad for Banks as a Hard Brexit, Citi Says(抜粋)

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