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債券下落、世界経済の懸念後退で超長期中心に売り-スティープ化進む

債券相場は下落。中国の経済指標の改善を受けて世界経済に対する楽観的な見方が強まり、株価と金利が上昇した海外市場の流れを引き継ぎ、売りが先行した。長期や超長期債を中心に相場は下落して、利回り曲線はスティープ(傾斜)化した。

  • 長期国債先物6月物の終値は前週末比19銭安の152円65銭
  • 新発10年物354回債利回りは2ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.035%と5日以来の水準
  • 新発20年物167回債利回りは一時2.5bp高い0.375%、新発30年物61回債利回りは3bp高い0.545%を付けた

市場関係者の見方

JPモルガン証券の山脇貴史債券調査部長
  • 英国の欧州連合(EU)離脱を巡る懸念などテールリスクはいったん後退し、世界的に株価が上がるとともに、債券は過剰な金利低下が一服する流れだ
  • 円金利も追加緩和が必要な状況ではない半面、10年債でゼロ%に近づくと買いが出てくる
  • きょうは利付国債入札や日本銀行の国債買い入れオペもないので、投資家の動きも低調なようだ
  • あすの20年債入札は事前にある程度調整したので、それなりに需要があるだろう

背景

  • 日経平均株価は前週末比1.4%高の2万2169円11銭と、4カ月ぶりの高値
  • 米10年物国債利回りは時間外取引で2.55%台後半で推移
  • 円相場は一時1ドル=112円10銭と3月5日以来の円安・ドル高水準に下落

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.165%-0.160%-0.035%0.370%0.540%成立せず
前週末比+0.5bp+1.5bp+2.0bp+2.0bp+2.5bp ー
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