コンテンツにスキップする
Photographer: Noriko Hayashi

アジア株の年初来12%上昇に警戒強まるーETFへの資金流入が減少

  • アジア株ETFへの純資金流入は徐々に減少ーシティ
  • 金利と株価のずれが懸念材料ーフィニステレのワトソン氏
Morning commuters walk through Shibuya Station in Tokyo, Japan, on Monday, Dec. 10, 2012. Japan's economy shrank in the last two quarters, meeting the textbook definition of a recession, as the dispute with China, the country's biggest export market, caused consumers there to shun Japanese products and contributed to Japan's worst year for exports since the global recession in 2009.
Photographer: Noriko Hayashi

アジア株が年初から2桁の伸びを記録している状況を懐疑的に見ている人がいるが、その見方を支える幾つかのデータが示された。アジア株に連動する上場投資信託(ETF)への資金流入が減少しているというものだ。

  アジア株ETFの運用資産が今年に入り9%増加し5020億ドル(約56兆円)となっているにもかかわらず、純資金流入は徐々に減少していることが、シティグループ集計のデータで明らかになった。それだけではなく、3月には月間ベースでここ2年余りで2回目の純資金流出を記録した。

  アジア株の指標であるMSCIアジア太平洋指数は年初から12%上昇し、時価総額が約4兆ドル増加しているが、既に一部で懐疑的な見方を招いている。同指数は1-3月(第1四半期)としては2012年以降で最大の値上がりとなったが、市場ウォッチャーは以下のことなどに警戒すべきだと警告している。

  • 世界の景気の強さや、先進国市場の一部が1、2年後にリセッション(景気後退)入りするかどうかを巡る懸念
  • 年初以降の株式のみならず資産クラス全体のボラティリティーの欠如
  • 米中の緊張が和らぐ中で今週からワシントンで始まる日米貿易交渉

  フィニステレ・キャピタルのファンド運用者、クリストファー・ワトソン氏(ロンドン在勤)は12日の香港でのインタビューで、「株式市場は年内は全てが楽観的な様相だと確信している。そこでわれわれが若干懸念している材料の1つは、金利と株価のずれだと思う」と同氏は指摘した。

Half Hearted

Outside of China, Asian equity volumes have been at or below average despite rally

Source: Bloomberg

Note: 2019 volume relative to 5-year average

原題:Another Warning Is Flashing on Asia’s 12% Stock-Market Rally (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE