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Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

VWは中国事業強化へ、欧州の厳しい事業環境受け

  • ディース氏は中国への研究開発業務の割り当てを増やす計画
  • VWの取り組みで中国の合弁3社全てが恩恵受けるとディース氏
New Volkswagen AG (VW) T-Roc, left, and T-Cross SUVs are guided into storage bays inside one of the automaker's Autostadt delivery towers at the VW headquarters in Wolfsburg, Germany, on Tuesday, Dec. 4, 2018.
Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

世界最大の自動車メーカー、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)のヘルベルト・ディース最高経営責任者(CEO)が就任から2年目に入った。独国内の問題を抑えつつ、拡大する中国事業の見直しを目指す同氏にとって、ここ数カ月が重要となりそうだ。

  ディース氏は14日遅く、上海近郊での報道陣向け説明会で、「中国は自動車業界の大勢力となった」と指摘。中国の生産拠点としての役割は拡大しつつあり、VWも同国に割り当てる研究開発業務を増やしていくと述べた。

Volkswagen AG's Spanish Unit Seat's Annual News Conference

ディースCEO

写真家:Angel Garcia / Bloomberg

  その上で、「一つのブランドとして、中国だけでなく他の地域でも電気モビリティーでトップに立ちたい」と表明。VWは中国の「合弁3社全てと関与を深める」意向で、「3社全てが恩恵を受けるだろう」と語った。

  30年余り前に中国に最初に進出した海外自動車メーカーの一角であるVWは、上海汽車集団(SAICモーター)、 一汽轎車の中国自動車大手2社と提携。さらに、戦略見直しの一環として、第3の提携先である安徽江淮汽車の一部株式を取得する選択肢を検討している。

  中国はVWグループの世界販売の40%を占め、利益の割合もかなりに上る。同社のウェブサイトに掲載された資料によると、主要合弁2社は市場悪化にもかかわらず、2018年に2年連続で2桁台の税引き前利益率を記録した。

  中国での好調な業績とは対照的に、欧州事業は当局による排出規制強化で利益が圧迫されている。VWは域内の目標を達成し、将来の技術により多くの資金を回すため、独国内でさらなる人員削減を推し進めている。

原題:Volkswagen CEO Plots Major China Push as Trouble Looms at Home(抜粋)

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