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Photographer: Toru Hanai/Bloomberg

日本株4カ月ぶり高値、中国の経済指標改善や米好決算-全業種上げ

更新日時
  • 中国の3月のドル建て輸出が持ち直す、与信も予想以上に拡大
  • JPモルガンの1-3月純金利収入は過去最高、為替はドル高・円安
A passenger sitting in a vehicle, right, looks at his mobile phone as pedestrians stand in front of an electronic stock board outside a securities firm in Tokyo, Japan, on Friday, March 1, 2019. Japanese shares advanced as the latest batch of U.S. data suggested the world’s largest economy is still on a solid growth track and as the yen continued to weaken against the dollar.
Photographer: Toru Hanai/Bloomberg

15日の東京株式相場は大幅高となり、主要株価指数は4カ月ぶりの高値。中国の経済指標改善や米国の良好な企業決算、為替の円安傾向から景気や業績への懸念が和らぎ、電機や機械など輸出、銀行など金融中心に東証33業種は全て高い。

Final Trading Day Of The Year At The Tokyo Stock Exchange

東証

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
  • TOPIXの終値は前営業日比22.53ポイント(1.4%)高の1627.93
  • 日経平均株価は298円55銭(1.4%)高の2万2169円11銭

  中国の税関総署が12日発表した3月のドル建て輸出は前年同月比14%増と、21%減だった前月から持ち直し、同月の与信も予想以上に拡大した。米銀JPモルガン・チェースの1-3月決算は2018年の米利上げの恩恵から純金利収入が過去最高だった。きょうのドル・円相場は一時1ドル=112円10銭と、3月5日以来の円安水準。

  三井住友DSアセットマネジメント株式運用グループの平川康彦シニアファンドマネジャーは「中国は旧正月の関係もあって3月の正確な数字が事前には読みにくかった。政策効果も見え隠れし、少なくとも中国景気の底割れシナリオがなくなった」と指摘。「グローバルの景気循環回復と過剰流動性の政策効果とが重なる時には、思わぬ株価上昇につながる可能性がある」と言う。

  TOPIXは6営業日ぶりの反発で昨年12月5日以来の高値、日経平均株価は3日続伸で2万2000円台を回復して昨年12月3日以来の高値となり、チャート上では投資家の長期的な買いコストである200日移動平均線も上抜けた。アイザワ証券の清水三津雄日本株ストラテジストは「米企業決算は4-6月期から回復基調となり、日本企業も同じように改善する可能性がある」とし、「米国株が最高値をうかがうなど海外の株価指数が年初から10%超上昇する中で、日本株は相対的に出遅れている」と述べた。

節目の2万2000円、200日線をともに上回る

  海外景気敏感業種が上昇率上位に並んだ一方、内需関連は相対的に上げが小さかった。きょうから日米貿易協定交渉が始まる中、輸送用機器も伸び悩んだ。

上昇の波に乗れない自動車株についてはこちらをご覧ください

  • 東証33業種は鉱業、保険、機械、非鉄金属、海運、証券・商品先物取引などが上昇率上位
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