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欧州を日本と比べるべきではない、経済の比較は「流行」-仏中銀総裁

  • 「ユーロ圏は日本化の状況にはない」-ビルロワドガロー総裁
  • 欧州の高めの名目経済成長率や強めのインフレ期待に言及
ECB headquarters
Photographer: Martin Leissl/Bloomberg
ECB headquarters
Photographer: Martin Leissl/Bloomberg

欧州経済はさまざまな問題を抱えているものの、日本と比べるべきではない-。フランス銀行(中央銀行)のビルロワドガロー総裁が11日、こう主張した。

  欧州中央銀行(ECB)政策委員会の一員である同総裁はワシントンでの国際通貨基金(IMF)春季会合で、こうした経済の比較は「流行だ」と指摘。その上で「それが正確だとは私は思わない」と述べ、「ユーロ圏は日本化の状況にはない」と明言した。

  低金利が続き、債務増大や不良債権、高齢化社会などの問題を抱える欧州を、日本経済になぞらえるエコノミストもいる。

  ビルロワドガロー総裁は、日本と比べて高めの名目国内総生産(GDP)成長率やインフレ期待、低めの官民の債務水準を挙げ、欧州の経済状況の方が良いと説明。またECBは労働市場の改善が浸透して物価上昇圧力につながるのを待っており、来年の成長回復が全般的に期待されているとも語った。

  ビルロワドガロー総裁はドラギECB総裁の有力な後任候補の1人と目されている。

原題:ECB Official Brushes Off Japan Comparison as Europe Struggles (抜粋)

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