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米大統領はケイン氏のFRB理事指名承認が困難と認識-関係者

更新日時
  • 上院共和党議員4人が指名承認投票で反対票投じると表明
  • 共和議員は12年大統領選で明るみに出たセクハラ疑惑を問題視

トランプ米大統領は元ピザチェーン経営者ハーマン・ケイン氏について、連邦準備制度理事会(FRB)の次期理事への指名で上院の承認を得るのが難しいことは分かっていると内々に語っている。事情に詳しい複数の関係者が11日に明らかにした。ホワイトハウスの内部の協議であることを理由に匿名で語った。

  一部の側近はトランプ大統領がケイン氏(73)を正式に指名するかどうか決断を下す前に、連邦捜査局(FBI)が身元調査を終了するのを望んでいる。また、他の側近は共和党の上院議員の懸念を認識しており、ケイン氏が指名を辞退しても驚きではないと述べている。

  これら関係者がトランプ大統領のケイン氏に対する認識を明らかにする数時間前には、ケビン・クレーマー上院議員(共和、ノースダコタ州)が、トランプ大統領がケイン氏をFRB理事候補に指名したとしても自分は支持しないとし、大統領は別の人を選んでほしいと述べていた。

  ケイン氏を巡っては上院民主党が依然反対で結束している上に、クレーマー議員を含む共和党議員4人が指名承認投票で反対票を投じると表明。共和党議員はケイン氏が2012年大統領選から撤退するきっかけになったセクハラ疑惑を問題視した。

  クレーマー氏は「今日投票しなければならないなら、ケイン氏に賛成票を投じられない」と発言。「大統領選から撤退するきっかけになった疑惑は明らかに深刻なものだ。ケイン氏の金利に関する立場などではなく、セクハラのことだ。十分な説明がない限り、ケイン氏に賛成票を投じられない」と説明した。

  ケイン氏は12年大統領選に出馬したが、全米レストラン協会会長だった1990年代にセクハラ行為をされたと女性から告発され、その後撤退した。同氏はこの疑惑には根拠がないと主張した。

  トランプ大統領は11日、ホワイトハウスの大統領執務室でケイン氏に関する質問に答えなかった。

原題:Trump Said to Realize That Cain’s Fed Nomination Is in Trouble(抜粋)

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