コンテンツにスキップする
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

TOPIXが小幅続落、業績懸念と原油安ー精密機器や石油安い

更新日時
  • 安川電の減益計画で不安広がる、NY原油は1カ月ぶりの下落率
  • ドル・円は一時1ドル=111円82銭と円安推移
Employees work at the Tokyo Stock Exchange (TSE), operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), in Tokyo, Japan, on Friday, Dec. 28, 2018. Japanese shares fell, with the Topix index capping its worst annual performance since 2011, in a year that saw U.S.-China trade tensions deal a heavy blow to investor sentiment.
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

12日の東京株式市場ではTOPIXが小幅に下落し、3カ月半ぶりに5日続落。前日発表の安川電機やローソンの決算を受けて企業業績に対する懸念が広がった。精密機器や小売が売られ、ニューヨーク原油先物の下落から鉱業など石油関連も安い。半面、為替市場が円安に振れて自動車など輸出株の一角や情報・通信は買われた。

  • TOPIXの終値は前日比1.12ポイント(0.1%)安の1605.40、5日続落は2018年12月25日以来の長さ
  • 日経平均株価は同159円18銭(0.7%)高の2万1870円56銭と続伸、年初来高値を更新

背景

  セゾン投信の瀬下哲雄運用部長は、「世界の景気減速がコンセンサスの中、金融政策のハト派的な姿勢での株式上昇はいったん終わった」とし、前日の米国経済指標は良かったものの、「最近は弱い指標もあり、株式上昇に確信が持てない状況では買いにも売りにも動けない」と話していた。

  日本株は朝方の買い一巡後に失速。岩井コスモ証券投資調査部の有沢正一部長は、前日の安川電決算の結果から「本格化する決算発表シーズンを前に企業業績に対して警戒感が強まった」と指摘。「10連休を意識して積極的に買う動きは少なく、利益確定売りが前倒しで出てきた可能性がある」と話した。

  ただ、為替市場の円安推移を受けて下げ幅を縮小する展開。日経平均は前日の決算発表後に下期以降の業績拡大が期待されると評価されたファーストリテイリング株が大幅高となり、ブルームバーグによれば同銘柄だけで日経平均を約160円押し上げた。

5日続落は18年12月25日以来
  • 東証1部33業種では石油・石炭製品、鉱業が下落率1、2位、医薬品、建設、精密機器、化学、小売も上位
  • ソフトバンクグループは株式分割を考慮した終値ベースで2000年3月以来の高値を付け、情報・通信が高く、その他製品、輸送用機器、保険、証券・商品先物取引、銀行など金融株も上昇
  • 日経225オプション4月限の特別清算値(SQ)は2万1870円84銭
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE