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ボーイング墜落事故で注目のセンサー、故障しやすい-データが示す

  • 1990年代前半以降、米航空機に搭載されたセンサー損傷は140件以上
  • パイロットが警告や緊急事態の対応を強いられた例も25件以上

5カ月間に2回発生したボーイング737MAXの墜落事故で、それまでほとんど知られていなかった小さな部品に注目が集まっている。この部品が誤作動を起こし、連鎖反応で危険な高度低下へと航空機を追いやった。

  この部品とは、風向計のような形をした迎角センサー。飛行継続に危険な失速に近づくと警告してくれるため、パイロットは長年このセンサーを頼りとしてきた。だが、ボーイングは737MAXのセンサーに警告以上の役割を持たせ、自動的かつ強制的に機首を下げる機能を加えた。当局はこのボーイングの決定を調査している。

Boeing Test Flights Continue For MAX Planes Before Shipment To Customers

737MAX8型機に搭載されている迎角センサーの一つ(ボーイング工場内)

Photographer: Stephen Brashear/Getty Images

  ブルームバーグ・ニュースが公開されているデータベースで調べたところ、このセンサーに頼ることの危うさやセンサー自体の故障しやすさが明らかになった。1990年代前半以降、飛行中に鳥がぶつかったり地上で搭乗橋などに接触したりといった理由で損傷したセンサーは米航空機だけで少なくとも140例に上る。

  さらに米国、カナダ、欧州の少なくとも計25例では、センサー損傷でパイロットが警告を受けたり、緊急事態の対応を強いられたりした。

Boeing Reprograms 737 System Linked to Crashes

A software update will prevent a single sensor from activating the Maneuvering Characteristics Augmentation System. The data from both sensors will be considered.

Sources: Boeing, Mentourpilot

原題:Sensors Linked to 737 Crashes Vulnerable to Failure, Data Show(抜粋)

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