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中国景気回復の鍵握る不動産市場に刺激策効果-消費や財政にプラス

  • 主要住宅メーカーの大型プロジェクト販売が3月に回復
  • 不動産の持ち直しは景気安定促す-鉄鋼から白物家電まで裾野広い

中国当局が景気てこ入れのため導入した的を絞った刺激策の効果が不動産市場に表れつつある。同セクターは景気回復を定着させるとともに、地方財政の健全性を向上させる上で鍵を握る。

  今年1-2月に減少していた主要住宅メーカーの大型プロジェクト販売が3月に回復。銀行からの借り入れが容易になったほか、住宅購入規制の緩和や住宅ローン金利の低下が寄与した。

Property Recovery

Developers' contracted sales bounced back in March

Source: Company filings, Bloomberg calculations

Note: Data from nine developers including Evergrande, Vanke, Sunac, COLI, Shimao, Cifi, Gemdale, Greentown, R&F.

  中国政府が農村部の住民に都市部への転居を促す措置も不動産市場をタイミング良く後押しする形となった。規模が小さめの多数の都市に「戸口」と呼ばれる制度を撤廃するよう求めた。

  不動産セクターが持ち直せば、貿易摩擦懸念や循環的な景気減速で数四半期にわたり生産にブレーキがかかった中国経済の安定化が促されることになる。住宅販売の加速や価格上昇は需要を喚起し、鉄鋼から白物家電までサプライチェーン全体も後押しすることになる。また土地の値上がりは減税で傷んだ財政を下支えする。

  不動産コンサルタント会社、易居の丁祖昱共同社長は「不動産市場は年初時点のあらゆる人々の予想を上回った」と指摘。「1月から流動性が潤沢になったことが主因であり、不動産開発業者を苦しめた昨年のキャッシュフローの圧迫は過去の話になったようだ」と話した。

Low Ranking

Home-related consumption grew slower than most other items in Jan-Feb

Source: National Bureau of Statistics

原題:China’s Stimulus Arrives in Sector That Holds Recovery Key (1)(抜粋)

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