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マドゥロ大統領の特別引き出し権へのアクセス停止-IMF

  • 混乱続くベネズエラにとってSDRは残された数少ない資金調達源
  • 米国の経済制裁で外貨準備の金を現金化するのは困難

国際通貨基金(IMF)はベネズエラのマドゥロ大統領に対し、約4憶ドル(約440億円)相当の特別引き出し権(SDR)へのアクセスを停止した。同国のグアイド国会議長が1月に暫定大統領への就任を宣言して以降続いている政治的混乱を理由に挙げている。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。  

  今回のIMFの措置は、経済崩壊を食い止めるため海外に保有する資金集めを目指すマドゥロ政権にとって少なくとも一時的な敗北を意味する。SDRはマドゥロ政権に残された数少ない現金の調達源。同国の外貨準備高90憶ドルの約3分の2は金だが、米国の制裁で現金化するのは難しい。

Venezuela's foreign reserves have fallen to near lowest in decades

  IMFのアンスパック報道官はSDRの状況についてコメントできないと述べた。ベネズエラ財務省はコメントを控えた。同国中央銀行の報道官はコメントを要請した電子メールなどに返答していない。

  グアイド氏の経済アドバイザーでハーバード大学教授のリカルド・ハウスマン氏はニューヨークのブルームバーグ本社で行われたインタビューで、新政府が樹立されるまでIMFはSDRを保護すると語った。IMFがグアイド氏をベネズエラの指導者として正式に認めるかどうかはまだ不明。IMFのルールによると、政府がSDRにアクセスするためには加盟国メンバーの過半数の承認を得る必要がある。

原題:Maduro Is Cut Off From $400 Million in Cash Held at the IMF (抜粋)

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