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債券は下落、米債安・株高・円安が逆風に-日銀オペ減額見送り

更新日時

債券相場は下落。米経済指標で労働市場の力強さと予想を上回る物価上昇が示されたのを受けて米長期金利が上昇した流れを引き継いだ。日本銀行がこの日に実施した国債買い入れオペで減額を見送ったのを受けて下げ渋る場面もあったが、高値警戒感や株高・円安を背景に長期ゾーンを中心に売りが優勢だった。

  • 長期国債先物6月物の終値は前日比9銭安の152円84銭
  • 新発10年物354回債利回りは1ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.055%
  • 新発30年物62回債利回りは一時横ばいの0.51%、新発40年物11回債は0.52%と前日に付けた2016年10月以来の低水準に並ぶ

市場関係者の見方

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト
  • 国債買い入れオペの結果は残存期間3年超5年以下がしっかり目だった一方、超長期ゾーンは前場の市場実勢に比べてやや甘め
  • 日銀はきょうオペを減額できない理由はなかったはずなのに据え置いたのだから、今月中は動かず、利回り曲線にはフラット(平たん)化圧力がかかるだろう
  • 中国が週末に公表するとみられる経済指標は同国経済が下げ止まってきたかを見極める上で重要だ

日銀オペ

  • 対象は残存期間1年超3年以下と3年超5年以下、10年超25年以下と25年超。買い入れ額は各ゾーンとも前回オペと同じ
  • 応札倍率は3年超5年以下が1倍台に低下した一方、残りの3ゾーンは前回より上昇
  • 野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト
    • 国債買い入れオペで超長期ゾーンの結果が弱めだったのは月初からのラリーと16日の20年債入札を控えた動きからか
    • ただ、世界的な金利のボラティリティー低下を踏まえると、キャリーロール選好や高い金利を求めての長い年限への買いが続くとみる
  • 備考:過去の日銀オペの結果一覧

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.170%-0.175%-0.055%0.350%0.515%0.520%
前週末比 横ばい 横ばい+1.0bp+1.0bp+0.5bp-0.5bp
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