コンテンツにスキップする

話題株:そーせいG株に誤発注騒動、マザーズ指数に刻んだVの文字

  • 午前10時過ぎにそーせいの株価変動が拡大、20万株程度の市場観測
  • マザーズ指数は一時1.3%安まで下落、その後は急速に下げ渋り

午前の東京市場で、バイオの有力企業1銘柄に大きな値動きが見られ誤発注観測が強まるなか、指数寄与度の大きさが影響してマザーズ指数をも揺らす騒動となっている。

  発端となったのはマザーズのそーせいグループ株。前日比変わらずの1631円できょうの取引を開始した後、午前中盤にかけてじりじりと下げたが、午前10時2分以降にまとまった売り注文が出ると下げは大きくなった。わずか2分あまりの間に株価は一時14%安の1400円と、2018年9月以来の日中下落率を記録。だが、その後は一転、買い気配を切り上げる形で10時13分に約12万株が約定。

10時過ぎに変動が拡大

  証券ジャパン調査情報部の野坂晃一上席次長は「まとまった売りが出た後に買い気配で急速に株価が下げを縮小させており、誤発注がロスカットを巻き込んで株価の下落を加速させたようだ」と語る。保有株を売却する際に、投資家は自らの損につながる価格を崩すようなインパクトのある売り方を通常はしないとした上で「ここまで一気に売るのは考えにくい」と分析する。

  そーせいGはマザーズ指数の構成銘柄で指数ウエートは4.4%と、メルカリやミクシィに次ぐ3位の大型銘柄。マザーズ指数は午前10時過ぎに一時1.3%安の928.11まで下落し、その後、急速に下げ渋った。マザーズ指数の日中足チャートには、そーせいGに同歩調でVの文字が刻まれた。

  トレーダーの観測によると、そーせいGの誤発注規模は約20万株、3億円程度。たった1銘柄の誤発注観測だが、指数ウエートが高いことでマザーズ指数も振り回された可能性が高い。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE