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米銀大手7行トップが議会証言、ブランクファイン氏は「場外参戦」

  • 7行のCEOは下院議員から幅広い論点で厳しい追及受ける
  • 大した失態はなく7行の株価上昇、時価総額約60億ドル増加

金融危機から10年を経て米国の大手銀行の最高経営責任者(CEO)らは10日、所得格差や政治的に物議を醸す産業との関係など幅広い論点で議員から厳しい追及を受けた。

  この日の議会証言は、民主党が多数派の下院が銀行業界の監督を強化するとのメッセージを伝えることを狙ったもので、その光景を見た前ゴールドマン・サックス・グループCEOのロイド・ ブランクファイン氏は「ああ、私の昔の仕事が本当に懐かしい!!!」とツイートを通じて「場外参戦」した。

  下院金融委員会の公聴会で議員らは各自5分の発言時間を得て、政治的領域や銀行領域など幅広い分野からCEOらに質問。約6時間にわたった公聴会では、金融危機や捜査、資本規制、賃金、金利、経済、連邦準備制度理事会(FRB)、中国、気候変動、男女平等、ダイバーシティー、サイバーセキュリティー、仮想通貨などに言及があったほか、銀行が農村地域や小規模ビジネス、ミレニアル世代、移民、銃器メーカー、刑務所、化石燃料会社、自動車購入者、住宅購入者、グアム住人にどのような役割を果たしているかについても問われた。

  全員が白人男性のCEOらに向こう10年以内に後継者が女性かマイノリティーとなる「公算」の考えを聞く質問が出ると、ゴールドマンやシティグループ、バンク・オブ・アメリカそれぞれのCEOを含む5人が手を挙げた。一方、JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは首を振って腕組みをやめると、他に腕を下ろしたままでいる仲間として唯一のモルガン・スタンレーのジェームズ・ゴーマンCEOを見やった。

  また、トランプ大統領がFRB理事に指名する意向を表明している候補者に関する質問にもCEOらは順番に回答。大半のCEOはFRBが政治的に独立性を維持することが重要だと指摘。JPモルガン・チェースのダイモンCEOはパウエルFRB議長に絶大な信頼を置いていると述べた上で、ヘリテージ財団のエコノミスト、スティーブン・ムーア氏が示した一部の意見には戸惑うと付け加えた。

  公聴会にCEOが出席した7行の株価はこの日、そろって上昇し、時価総額の合計は約60億ドル(約6700億円)増加した。

公聴会に出席した大手米銀7行のCEO

ソース:ブルームバーグ

原題:Bank CEOs Grilled by Congress as Blankfein Quips From Afar (1)(抜粋)

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