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安川電:今期営業益6.6%減の465億円-90億円自社株買い

更新日時
  • 配当は前年度と同額の年52円、配当性向は38.9%
  • 主力製品のACサーボの受注は9-10月が底、需要は3月から回復

安川電機は11日、今期(2020年2月期)の連結営業利益が前期比6.6%減の465億円となる見通しだと発表した。市場予想の487億円を下回る。
  
   90億円(200万株、発行済み株式の0.76%)を上限に自己株買いを行う。配当は前年度と同額の年52円とする予定。配当性向は38.9%となる。

  小笠原浩社長は決算会見で、主力製品のACサーボの受注は昨年9、10月が底とした上で「需要は3月から戻っている」と述べた。半導体投資については、年後半には回復してほしいとしつつ、来年までずれ込む可能性も示唆した。

今期計画
  • 売上高予想4650億円、市場予想4716.9億円
  • 営業利益予想465億円、市場予想486.9億円
  • 純利益予想350億円、市場予想368.1億円

  同社は工場設備向けACサーボモーターや産業用ロボットが主力で、自動車から半導体、スマートフォンまで幅広い業界が販売先。決算期が大半の企業より約1カ月早いため、主な製造業の業績を占う先行指標とも位置付けられる。前期は中国向け受注の落ち込みから2度にわたり業績予想を下方修正した。

Opening Day of The Robot Development and Application Expo

安川電機の産業用ロボット

Bloomberg

  JPモルガン証券の佐野友彦アナリストは1日付リポートで、「中国市場は在庫調整の一巡と資金繰り環境の改善で12-2月期をボトムに減速に歯止めがかかる」と分析。今期以降は中期計画で進めるグループ再編や新工場の完成のほか、新製品投入による「生産性の改善が利益率の改善策」として寄与すると予想する。

  日本工作機械工業会は19年の受注額について、前年実績に比べ12%減の1兆6000億円にとどまるとの見通しを示している。

今期の主な営業利益見通しの内訳

項目予想(億円)前年度比
モーションコントロール306  ▲10.5%
ロボット175  1.4%
システムエンジニアリング7    -

  株価は昨年1月に6120円の高値を付けた後、今年の年初に2500円割れの水準まで下落したが、足元では4000円近辺で推移しており回復傾向にある。

(社長コメントや詳細を追加します.)
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