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ユーロ圏銀行の収益力、日本並み-ドラギ総裁が統合必要性を強調

更新日時
  • マイナス金利嘆くよりコスト削減やテクノロジー改善を
  • 欧州の銀行システムは過密、統合の必要性は極めて重要

欧州の銀行はマイナス金利の影響を嘆くより、収益力を高めるため統合とコスト削減、テクノロジー改善に取り組むべきだと、 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は述べた。

  ドイツではドイツ銀行コメルツ銀行が合併の可能性を協議している。ドラギ総裁は10日、フランクフルトでの記者会見で、「欧州の銀行システムは過密になっている。統合の必要性は極めて重要だ」と語った。国境を越えた統合か、国内銀行同士の合併か、明確な選好はないとも述べた。

European Central Bank President Mario Draghi Announces Rates Decision

ドラギ総裁

Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

  「構造的な弱さの一部は、銀行システムの過剰能力によるものだ。信用創造についての過剰ではなく、人員数や支店数、コストの点での過剰だ」と語った。また、「特定のビジネスモデルにおいてはなおさら、テクノロジーを改善し競争力を高めるために必要な投資をする能力と、規模の間には関連性がある」とし、一部の銀行では収入に対するコストの割合が90%にも上ると指摘した。

  ドラギ総裁はさらに、ユーロ圏の銀行の収益力は日本の銀行とほぼ同等で、英国よりは高いが米国には劣ると述べた。銀行はマイナス金利が収益力低下の一因だとしており、ECBはその影響を和らげる方法を検討しているものの、当局者らは金融政策としての明確な根拠が必要だと論じている。

原題:Stop Moaning About Rates and Consolidate, Draghi Tells Banks(抜粋)

(第3段落に加筆します.)
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