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後任の五輪相に鈴木俊一氏、不適切発言で桜田氏辞任

更新日時
  • 「信頼回復と復興に全力傾ける」と安倍首相-態勢立て直し急ぐ
  • 「辞任は当然」、安倍首相の責任を追及へ-立憲民主・枝野代表

桜田義孝五輪相が東日本大震災を巡る不適切発言で辞任したことを受け、安倍晋三首相は11日、後任に岩手県出身の鈴木俊一衆院議員を任命した。迅速な対応で政権の態勢立て直しを急いでいる。21日の衆院大阪12区、沖縄3区補選や夏の参院選を控えており、野党側は首相の任命責任を追及して攻勢を強める構えだ。

Japan's PM Shinzo Abe Speaks at The Liberal Democratic Party's Annual Convention

安倍晋三首相

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  安倍首相は11日朝、官邸で記者団に政権への批判を「真摯(しんし)に受け止めなければならない」とした上で、「内閣全体で信頼を回復していくこと。そして復興に向けて全力を傾けていくことで、国民の負託に応えていきたい」と述べた。NHKが放映した音声によると、桜田氏は10日開かれた自民党の高橋比奈子衆院議員のパーティーで「復興以上に大事なのは高橋さん」と発言した。

  安倍政権では5日に塚田一郎前国土交通副大臣が道路建設を巡る不適切発言で辞任したばかり。閣僚辞任は昨年2月に体調不良を訴えた江崎鉄磨沖縄北方担当相以来。桜田氏は昨年10月の内閣改造で就任して以降、競泳の池江璃花子選手の白血病公表に対する発言などで野党から批判を受けていた。

  立憲民主党の枝野幸男代表は自身のツイッターで、桜田氏の辞任は当然とした上で、「今まで再三、大臣としての姿勢や見識を疑問視され続けてきたにもかかわらず、かばい続けてきた総理の責任が問われる」と指摘した。菅義偉官房長官は11日午前の記者会見で、衆院補選や夏の参院選に向けた今後の対応を問われ、「経済再生、外交安全保障の再構築、全世代型の社会保障制度の実現、そうしたことをしっかり実現することが大事だ」と述べた。

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