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ECB、金融政策据え置き-域内経済が新たなリスクに直面する中で

  • 金利は少なくとも年末まで現行水準に据え置く
  • 保有債券の満期償還金再投資は利上げ開始より後まで続ける

欧州中央銀行(ECB)は10日、金融政策の据え置きを発表した。ユーロ圏経済が新たなリスクに直面する中で、政策金利を過去最低水準に維持することをあらためて表明した。

  5週間前に導入計画を発表した新たな長期リファイナンスオペについての詳細は発表しなかった。貿易に関する不透明が域内経済の見通しを曇らせる中で、どの程度の景気刺激が必要かの判断を6月まで先送りする見込みだ。

ECBの金利現在のレベル
中銀預金金利マイナス0.4%
リファイナンスオペの最低応札金利ゼロ
限界貸出金利プラス0.25%

  いわゆるTLTRO3は、成長減速の中で良好な融資環境を維持することが目的。超低金利を補完する措置だが、金利は少なくとも年末まで現行水準に据え置くとECBは発表した。また、量的緩和(QE)プログラムの下で購入した債券の満期償還金の再投資は利上げ開始より後まで続ける方針。

European Central Bank President Mario Draghi Announces Rates Decision

フランクフルトのECB本部

Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

  ドラギ総裁は域内経済の現在の軟調局面が「深刻な不況の先触れだとは限らない」としているが、当局者らは追加の景気支援方法について意見を出し始め、マイナス金利の副作用を和らげる措置を巡る議論も最近活発化している。

原題:ECB Keeps Policy Unchanged as Euro-Area Economy Faces New Risks(抜粋)

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