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アップルの5G出遅れ、競合にとってはシェア奪取のチャンス

  • モトローラなどは既に対応端末を市場に投入、アップルは発売未定
  • 来年も導入なければアップルの市場シェアに影響も-アナリスト
Galaxy S10

Galaxy S10

Photographer: Joan Cros/NurPhoto via Getty Images
Galaxy S10
Photographer: Joan Cros/NurPhoto via Getty Images

スマートフォンメーカー各社が第5世代(5G)移動通信に対応する最初の機種を米市場に投入しようとする中、 アップルに「iPhone(アイフォーン)」の5G対応モデルの準備を始めるよう求める圧力が強まっている。そうしなければ同社の優位が脅かされることになるためだ。

  米モトローラ・モビリティ・ホールディングスは既に、スナップオンモジュールを追加すれば5G対応が可能になる製品を提供。韓国のサムスン電子は米ベライゾン・コミュニケーションズを通じ、独自の端末を18日に発売する。韓国のLG電子は近く米スプリントで同様の機器を売り出す計画で、ベライゾン向けモデルの導入加速も図っている。

  米国でスマホを販売する大手メーカーの大半が5G対応端末を披露か発表、発売しているが、米国のスマホ出荷の半分近くを占める業界リーダーのアップルは例外だ。同社は5G対応アイフォーンを年内に発売する見込みはなく、来年についても定かではない。

  ワイヤレス業界のコンサルタント、チェタン・シャーマ氏はアップルについて、「恐らく2019年は5G端末なして切り抜けることができるが、20年もそれがなければ同社の市場シェアに影響する恐れがある。米市場だけでなく、他の市場でも同じことだ」と述べた。

5G Future

Nearly half of U.S. mobile connections will rely on 5G within the next six years

Sources: GSMA Intelligence

  アップルの競合各社は少しも時間を無駄にしていない。LGのシニアバイスプレジデント、ヤセル・ナフェイ氏はインタビューで、「当社にとって絶好のチャンスだ。アップルは導入を急いでいない」と指摘。 当初は今年後半にベライゾンのネットワークで5G端末を発売する予定だったが、今では計画ペース加速を目指していると説明した。その上で「再び頭角を現し、世界最高の企業と見なされるチャンスが当社にあるとすれば、5Gはそうした地位の回復につながるものと当社は考えている」と述べた。

Apple Pie

The iPhone has the biggest share of U.S. smartphone shipments

Source: Counterpoint Technology Market Research

原題:IPhone Rivals See 5G as ‘Golden Opportunity’ to Win Market Share(抜粋)

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