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ウィン・リゾーツ:豪クラウン買収計画を撤回、発表から数時間で

米カジノリゾート運営会社ウィン・リゾーツは、オーストラリアの富豪ジェームズ・パッカー氏率いるクラウン・リゾーツを99億9000万豪ドル(約7900億円)で買収する協議を打ち切った。協議が公表されてから数時間後の突然の発表だった。

  ウィン・リゾーツは9日の発表文で、「予備的な交渉の早まった公表を受け」、話し合いを打ち切ったことを明らかにした。クラウンは、豪経済紙オーストラリアン・フィナンシャル・レビュー(AFR)が8日に買収の可能性について報じた後、同協議について認めていた。

  マカオでのカジノ事業の伸びが減速する中で、ウィン・リゾーツはクラウン買収により新たな成長市場を獲得するはずだった。しかしウォール街はその戦略に懐疑的な見方を示していた。サンフォード・C・バーンスタインのアナリスト、ビタリー・ウマンスキー氏は、ウィンによる買収には幾分メリットがあるかも知れないとしながらも、「困惑している」とリポートで指摘。ユニオン・ゲーミング・グループのアナリスト、ジョン・デクリー氏は「純粋に保身」の動きにみえると述べていた。

  ウマンスキー氏は協議打ち切り発表後のリポートでは、買収計画を巡る議論が再浮上する可能性を指摘した。

Shares dropped on the collapse of talks with Crown

  ウィンの株価は9日のニューヨーク市場で一時4.7%下落、取引時間中としては2月14日以来の大幅安となった。ウィンなどカジノ運営各社は次の主戦場である日本での免許取得を巡り、熾烈(しれつ)な争いを繰り広げている。

原文:Wynn Ends Talks for $7 Billion Crown Deal After Disclosure (1)(抜粋)

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