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日産による「陰謀」と主張-ゴーン容疑者のビデオ会見

更新日時
  • 一部の幹部が会社の価値を毀損、公正な裁判を受けること希望
  • 弁護士、勾留認めた東京地裁の決定を不服として最高裁に特別抗告へ
カルロス・ゴーン容疑者が逮捕前に収録していた動画

カルロス・ゴーン容疑者が逮捕前に収録していた動画

ゴーン氏弁護人提供

カルロス・ゴーン容疑者が逮捕前に収録していた動画

ゴーン氏弁護人提供

会社法違反(特別背任)の容疑で保釈中に再逮捕された日産自動車前会長のカルロス・ゴーン容疑者が逮捕前に収録していた動画を9日、弁護人らが公開した。同容疑者は「私は無実だ。これは陰謀だ」と述べた。

Carlos Ghosn's Chief Defense Lawyer Junichiro Hironaka News Conference Where Video Message From Ghosn Will Be Shown

会見で公開されたゴーン容疑者の動画

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  ゴーン容疑者は、日産の独立性が脅かされると恐怖を感じた人がいたとし、一部の幹部が自分たちの利益のために会社の価値を毀損(きそん)していると主張。公正な裁判を受けることを希望すると語った。

  弘中惇一郎弁護士は日本外国特派員協会での会見で、「陰謀」は弁護における重要なキーポイントだと思っていると説明。ゴーン容疑者が動画の中で日産幹部の名前を挙げたが、同容疑者が「陰謀」の首謀者と考えている人物について現時点で名前を出すのは問題だと考えたため、弁護団の判断で削除したことを明らかにした。

  同弁護士は4度目の逮捕について、逃亡や証拠隠滅の防止を目的としたものではなく「ゴーン氏に不当な圧力をかけて屈服させることを狙いとしたものだ」と批判。一度保釈された後に再度逮捕されることは肉体的、精神的なダメージが大きいとした上で「検察官は残虐な仕打ちによってゴーン氏に自白を強要している」と述べ、同容疑者の勾留を認めた東京地裁の決定を不服として10日にも最高裁に特別抗告する意向を示した。

カルロス・ゴーン容疑者が再逮捕前に収録していた動画で、無実を訴えた。(日本語字幕付き)

(Source: Carlos Ghosn)

  東京地検特捜部が証人として尋問するよう東京地裁に請求し、既にフランスに出国しているゴーン容疑者の妻キャロルさんについては、証人尋問に応じるよう入国することについてアドバイスしたと明らかにした。

  ゴーン容疑者は昨年11月の最初の逮捕から100日以上勾留され、今年3月6日に保釈された。4月3日午後にはツイッターのアカウントを開設して記者会見を開く意向を明らかにしていたが、翌朝再び特捜部に逮捕された。東京地裁は5日、ゴーン容疑者の10日間の勾留を認めていた。

  弘中弁護士はツイッターで予告していた会見で話すつもりだった内容については、すでに動画で記録しており、公表の用意があるとしていた。
  
  日産は事件後に同容疑者を会長から解職、8日に開催した臨時株主総会では取締役からも解任した。

(弁護団の会見の内容を追加して更新します.)
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