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債券トレーダー、米利下げ見込むがトランプ氏のQE発言には首ひねる

  • 市場は19年の0.25ポイント利下げ確率約70%織り込み
  • 3カ月物と10年物の利回り格差は大統領コメント受けてやや縮小

債券市場は最新の米雇用統計発表後も、連邦準備制度理事会(FRB)の次の動きは利下げの公算が大きいとみている。一方で、金融当局が量的緩和(QE)を再開すべきだとのトランプ大統領の発言にトレーダーは首をかしげる。

  市場は2019年の0.25ポイント利下げの確率を約70%織り込んでいる。だが、QE再開を求めるトランプ氏の発言を正当化するほど経済が弱いとは考えていない。

  3カ月物と10年物の利回り格差は、5日の大統領コメントを受けてやや縮小。ただ、先月一時起こったような逆イールドにはなっていない。

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)の米金利戦略責任者、 マーク・カバナ氏は「市場は下振れリスクを注視しており、リスクは上向きより下向き方向に分布しているとみられている。 しかし、大統領が求めたからといって金融当局が利下げをしてQEを始めるとは考えにくい」と述べた。

  5日発表された3月の雇用者数は19万6000人増で、ブルームバーグがまとめた予想中央値を上回り、2月の3万3000人増から回復していた。トランプ大統領は指標発表の2時間弱後に発言。利下げを望むほか、量的引き締めではなく量的緩和が望ましいともコメントした。

原題:Bond Traders Betting on Rate Cut Scratch Heads on Trump QE View(抜粋)

Yields fall after jobs report and Trump's QE comments

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