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債券は小幅安、米債安受けて売り先行-5年債入札結果は下支え

更新日時

債券相場は小幅安。前日の米国債相場が下落した流れを受けて売りが先行した後、財務省がこの日に実施した5年債入札結果が順調となったことなどが下支えした。欧州連合(EU)の臨時首脳会議などを海外時間に控え、投資家の様子見姿勢が強いと指摘する声も聞かれた。

  • 長期国債先物6月物の終値は前日比3銭安の152円88銭。一時152円83銭まで下げた後、午後に152円90銭まで下げ幅を縮める場面。日中売買高は1.8兆円と3週間ぶり低水準
  • 新発10年物354回債利回りは0.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.045%
  • 新発20年物167回債利回りは0.5bp高い0.355%、一時は0.36%に上昇
  • 新発40年物11回債利回りは午後3時過ぎに0.5bp高い0.56%で取引成立

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト
  • 先物は米金利の上昇を受けて売りが先行したが、割としっかりだ。日本時間の今夜に米欧でイベントが相次ぐので、きょうの東京市場も動きにくいのではないか
  • 新年度入りした国内勢から期初の利益確定とみられる売りが出てきたが、中期債は基本的には担保需要と金利低下に備えた買いに支えられている
  • 日銀の国債買い入れオペは、もう決定会合が近いし、10連休を控えてもいるので、慌てて減額するとは考えにくいタイミングだろう

5年債入札

  • 最低落札価格は101円31銭、ブルームバーグがまとめた事前の市場予想と一致
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は5.31倍と昨年9月以来の高水準
  • 小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は前回と同じ1銭
  • 岡三証の鈴木氏
    • 5年債入札は事前に警戒感が強かった割には応札倍率も高く、順調な結果になった
  • 備考:5年入札、最低落札価格は予想と一致-応札倍率上昇、テール同じ

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.165%-0.165%-0.045%0.355%0.540%不成立
前日比ー0.5bp+0.5bp+0.5bp+0.5bp+1.0bp ー
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