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円全面高、米中協議や英EU離脱への不透明感で米金利低下・株安

更新日時

東京外国為替市場で円は主要通貨に対して全面高。米中通商協議や英国の欧州連合(EU)離脱の先行き不透明感を背景とした米金利低下・日本株反落を受けて、リスク選好の動きが一服してドル売り・円買いが優勢となった。

  • 午後3時31分現在のドル・円は前週末比0.3%安の1ドル=111円43銭。早朝に付けた111円77銭から水準を切り下げ、午後に一時111円35銭まで下落
    • 前週末には一時111円82銭と3月15日以来のドル高・円安水準付けた
  • ポンド・ドル相場は同時刻現在、0.1%高の1ポンド=1.3056ドル

市場関係者の見方

みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジスト:

  • トランプ米大統領の利下げ要請発言や米金利低下基調を背景に、ドル・円は調整の売りが先行。米中通商協議や英国EU離脱など世界経済・政治リスクの先行き不透明感も背景
  • 今週はEU臨時首脳会議があり、英国の離脱期限を6月30日まで延長する話が出ているが、これが可決されるか分からない。ただ市場は2回目の英国民投票含みの長期の離脱延長を見込んでいる印象

クレディ・アグリコル銀行の斎藤裕司外国為替部長:

  • トランプ米大統領発言や米賃金伸び悩みを受けて、前週末に米金利が低下したことが影響してドル・円は小幅下落
  • 英国の離脱を巡る10日のEU臨時首脳会議までは大きく動きづらい

背景

  • 米長期金利は時間外取引で一時1ベーシスポイント(bp)低下の2.48%程度
  • 日本株は4営業日ぶりに反落。日経平均株価は前週末比45円85銭(0.2%)安の2万1761円65銭で引けた
  • トランプ大統領:米金融当局は利下げすべきだ-資産縮小は中止を
  • 米雇用統計:3月雇用者数19.6万人増、予想上回る-時給伸び鈍化
    • 平均時給は前年同月比で3.2%増-前月3.4%増
  • 英首相、6月30日まで離脱延期要請-EU大統領は1年猶予支持か
  • ドル・円相場の推移
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