コンテンツにスキップする

テスラ取締役会、マスクCEOが社員の体を押したとの疑惑を調査

From
  • 昨年9月、マスク氏は退社する社員をののしり、体を押したとされる
  • 取締役会は疑惑を検証し、「暴行」はなかったと結論付けた

テスラで昨年9月、ある幹部社員が辞表を提出した翌日に片付けや同僚に別れを告げるため職場に戻った際、退社のうわさを聞きつけたイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がこの社員に声を掛け、ののしり、直ちに立ち去るよう求めていたことが複数の関係者の話で分かった。

  この件について直接知る関係者が報復を恐れて匿名を条件に語った。両者の激しい対立が他の社員の目を引く中で、マスク氏はこの社員に身体的な接触をしたという。

  同社員はマスク氏から体を押されたと話しており、この出来事を知る人たちの証言でもそれは裏付けられている。別の人物は軽くたたくか軽い接触だったと説明した。いずれにせよ、この件はテスラの取締役会の目に留まった。取締役会はブルームバーグ・ニュースに配布した発表資料で、この問題を検証し、目撃者の証言を集めたと説明。身体的接触や「説教」に関する疑惑について具体的に示していないが、「暴行」はなかったと結論付けた。

  マスク氏の過去の激高や「怒り任せの解雇」はよく知られているが、昨年9月の問題は取締役会が同氏の行動についていかに対処を迫られたかを垣間見せる珍しい機会だ。カリスマ性がテスラの型破りなイメージと密接につながるマスク氏を疎外するリスクはあるものの、取締役会は米証券取引委員会(SEC)や投資家からマスク氏の監視強化を求められている。
 
  この問題の渦中にある社員はブルームバーグに対しコメントを控えた。この人物の名前が公表されないことを条件に他の人々がこの出来事について話すことに同意したため、ブルームバーグは社員の名前を出していない。

原題:Tesla Board Probed Allegation That Elon Musk Pushed Employee(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE