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債券上昇、米長期金利低下や日銀オペ結果で買い-金利上昇修正との声

更新日時

債券相場は上昇。前週末の米国債市場で長期金利が低下した流れを引き継ぎ買いが先行し、日本銀行が実施した国債買い入れオペで超長期債の需給の良さがあらためて確認されたことで午後に一段高となった。先週にリスク選好の動きで金利上昇が続いたことの反動との声も聞かれた。

  • 長期国債先物相場は7営業日ぶりに上昇。6月物の終値は前週末比17銭高の152円91銭
  • 新発10年物354回債利回りは1.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.05%
  • 新発20年物167回債利回りは0.355%、日銀オペ結果を受けて午後に低下幅拡大

市場関係者の見方

三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト
  • 米雇用統計で賃金の伸びが鈍化しインフレは引き続き低調との見方から米長期金利が低下した流れを引き継いだ
  • 日銀オペでは残存期間10年超25年以下の応札倍率が2倍台と低い水準で、少なくとも20年ゾーンでは日銀トレードでポジションを外す動きはみられなかった
  • 米中貿易協議はまだ最終的な妥結に関して予断を許さない状況で、英国の欧州連合(EU)離脱問題もあり外部環境に関してはノイズが多い
  • 積極的にリスクを取れる状況ではなく、リスクオンの流れで先週に進んだ金利上昇の修正が入った

日銀オペ

  • 対象は残存1年以下と10年超。買い入れ額は各ゾーンとも前回オペと同額
  • 応札倍率は10-25年が2.41倍、25年超は3.65倍と、ともに2月22日以来の水準に低下
  • 一方、1年以下は7.26倍と、昨年7月以来の高水準
  • 備考:過去の日銀オペの結果一覧

背景

  • 5日の米国市場では3月の米雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を上回ったことから米株式相場が上昇。これを受けて米長期金利がいったん2.54%まで上昇したものの、平均時給の伸び鈍化を背景に2.50%まで水準を切り下げて終了
  • 米雇用統計:3月雇用者数19.6万人増、予想上回る-時給伸び鈍化

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
不成立-0.170%-0.050%0.355%0.535%0.555%
前週末比 ー-1.0bp-1.5bp-1.5bp-1.0bp-1.0bp
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