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4月5日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。  

◎NY外為:ドル小幅高、米雇用統計やトランプ氏発言で不安定な動き

  5日のニューヨーク外国為替市場ではドル指数が小幅高。週間ベースではほぼ変わらず。米雇用統計が強弱まちまちの内容だったことを受け、一時は上下に大きく振れた。米連邦準備当局は政策金利を引き下げ、量的緩和を再開するべきだとのトランプ米大統領の発言も、同指数の不安定な動きを増幅させた。

  • 主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%上昇。為替のボラティリティー低下が続く中、ドルは大半の主要10通貨に対して週間で狭いレンジにとどまった
    • 3月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比19万6000人増(市場予想17万7000人増)。平均時給は前月比0.1%増(予想0.3%増)
    • トランプ氏の量的緩和に関するコメントを受けて、米国債は上げ幅拡大。10年債利回りは2.5%を下回った
  • ポンドは週間での上げを消した。メイ英首相は欧州連合(EU)のトゥスク大統領に宛てた書簡で、離脱を6月30日まで延期することを要請した。来週のEU首脳会議を前に、EUとの対立が起こる可能性がある
  • ニューヨーク時間午後4時33分現在、ドルは対ユーロでほぼ変わらずの1ユーロ=1.1217ドル。雇用統計の発表直前には一時1ユーロ=1.1246ドルまで下げた
  • ドルは対円ではほぼ変わらずの1ドル=111円71銭。週間では0.8%高と、2週連続の上昇
  • ポンドは対ドルで0.3%安の1ポンド=1.3038ドル。週間ではほぼ変わらず

欧州時間の取引

  ブルームバーグ・ドル・スポット指数が週間ベースで小幅低下。米雇用統計の発表を控え、労働市場が過熱していないかどうか見極めたいとの姿勢が広がった。
原題:Dollar Ekes Out Weekly Gain After Jobs, QE Comments: Inside G-10(抜粋)
Dollar Steadies Before Payrolls Data; Pound Climbs: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:主要株価指数が上昇、米指標と大統領発言受け

  5日の米株式相場は上昇。インフレの兆候がほとんどない中での雇用増が3月の米雇用統計で確認された。米金融当局は利下げすべきだとのトランプ米大統領の発言も材料視された。米国債のイールドカーブはフラット化した。

  • 米国株はS&P500種が7日続伸、3月の雇用統計受け
  • 米国債は長期物が上昇、10年債利回り2.50%
  • NY原油は反発、ここ約1年半で最長の5週連続高
  • NY金は小幅高、1オンス=1295.60ドルで終了

  3月の非農業部門雇用者数の伸びは市場予想を上回り、2月の雇用者数も速報値から上方修正された。日興アセットマネジメントのチーフ・グローバル・ストラテジスト、ジョン・ベイル氏は、「全体像を見ると、非常に堅調な雇用市場は経済にとって良い兆候だが、低インフレもまた金融市場には魅力的だ」とコメント。「ゴルディロックス(適温相場)の様相だ」と語った。

  S&P500種株価指数は前日比0.5%高の2892.74。ダウ工業株30種平均は40.36ドル(0.2%)上げて26424.99ドル。ナスダック総合指数は0.6%上昇。ニューヨーク時間午後4時27分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.50%。

  S&P500種は7営業日続伸と2017年以来で最長の連続高となり、昨年9月に付けた過去最高値に迫った。主要3株価指数はいずれも6カ月ぶり高値で終えた。

  米国債は米雇用統計発表後に下げを埋めた。同統計は非農業部門雇用者数の伸びが予想を上回った一方、平均時給の伸び率は低下するなど、まちまちな内容だった。短期物はふるわず、2年債と10年債の利回り差が縮小した。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は98セント(1.6%)高の1バレル=63.08ドルで終了。週間ベースでは4.9%高で5週続伸となり、ここ約1年半で最長の連続高を記録した。世界的な供給の減少と良好な米経済指標を受け、需要見通しが好転した。ロンドンICEの6月限は94セント高の70.34ドルで終えた。

  ハイダル・キャピタル・マネジメントのサイド・ハイダル最高投資責任者(CIO)は、「予想以上に早い段階で相場が底を打ったと市場は推定している。これが原油を含めた幅広いリスク資産を押し上げている」と語った。

  ニューヨーク金先物相場は小幅高。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.1%高の1オンス=1295.60ドルで終了した。

原題:Stocks Rally on Jobs Growth, Trump’s Jab at Fed: Markets Wrap(抜粋)
USTs Firm After Jobs Report, Maintain Narrow Range Into Close
Oil Climbs ‘Green Shoots’ to Longest Run of Gains Since 2017
PRECIOUS: Platinum Heads for Biggest Weekly Advance in Two Years

◎欧州債:イタリア債上昇、英国債は軟調-メイ首相が離脱延期を要請

  5日の欧州債市場でイタリア債が上昇。トランプ米大統領が連邦準備当局に量的緩和の再開を訴えたことが背景。英国債は軟調。メイ英首相はEU離脱期限の6月30日までの延長を要請した。

  • イタリア債イールドカーブはブルフラット化。10年債利回りは一時5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げ2.47%と、3月29日以来の低水準を付けた。ドイツ債との利回り差は4bp縮小して248bpと、3月26日以来で最も小幅となった。
  • ドイツ10年債利回りは0%で変わらず、フランス10年債利回りは1bp下げて0.36%、イタリア10年債利回りは4bp低下の2.48%
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原題:Italian Bonds Rise, Bunds Erase Loss: End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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