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塚田国交副大臣が辞任、道路建設の「忖度」発言で

更新日時
  • 「行政への信頼損ね、国政の停滞を招いた」-塚田氏
  • 安倍首相も私も頼んだことはない-麻生副総理

塚田一郎国土交通副大臣(参院議員)は5日、道路建設を巡り「安倍晋三首相や麻生太郎副総理が言えないので私が忖度(そんたく)した」と発言した責任を取り、内閣に辞表を提出した。議員辞職は考えていないという。NHKがウェブサイトで塚田氏の記者会見を中継した。
  
  塚田氏は会見で、忖度したとの自らの発言は「事実と異なる」内容であり、「多くの皆さまに多大なるご迷惑をかけ、国民に改めて謝罪する」と語った。4日の参院決算委員会などで野党から追及されるなど批判を受けており、「行政への信頼を損ね、国政の停滞を招く事態になっているので責任を取るべきだと判断し、辞意を固めた」と説明した。

  共同通信によると、塚田氏は1日に北九州市で開かれた福岡県知事選の応援集会で、首相の地元の山口県下関市と麻生氏の地元である福岡県を結ぶ「下関北九州道路」の国直轄調査に触れ、「忖度した 」と発言。2日に文書で事実と異なる発言だったとして撤回、謝罪した。

  塚田氏が属している麻生派会長の麻生副総理は会見で、下関北九州道路の国直轄調査について、30年近く前からあった話が九州北部大水害などを受けて国土強靭(きょうじん)化の一環としてやることが正式に決まったとした上で、「総理も私も塚田副大臣に頼んだことはない」と言明。「副大臣の忖度ぐらいで事が決まるような話ではない」とも語った。

(塚田氏の辞表提出を受け、情報を追加して更新します.)
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