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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

JPモルガン、景気後退リスクへのヘッジを助言-国債と株式で乖離

  • ボラティリティー高まる公算-成長は「危機脱したわけではない」
  • 米国債、今後1年のリセッション確率70%と示唆-JPモルガン
A pedestrian walks up Broadway near the New York Stock Exchange.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

株式と信用市場は米リセッション(景気後退)について、米国債市場よりもかなり低い確率でしか織り込んでおらず、この乖離(かいり)により、市場のボラティリティーが再び高まる可能性が高いと、JPモルガンのストラテジストが指摘した。

  中国の製造業指標は改善したものの、世界の経済成長は「まだ危機を脱したわけではない」と、ニコラオス・パニギリツオグル氏率いるストラテジストはリポートに記述。リセッションの可能性に対してヘッジをかけるよう投資家に促した。

Yield inversion signals recession risk while stocks approach record highs

  パニギリツオグル氏らは、現在の金融資産の動きを過去のリセッション期の動向と比較。米国債市場では現時点で、今後1年間にリセッションに陥る確率は70%超あると示唆されている。一方、株式と高利回り社債の市場で示唆される確率はかなり低く、それぞれ8%と6%。

  「われわれはリスクオン、および景気循環型のスタンスを維持しているものの、投資家は過去2週間に起きた逆イールドの再発リスクに対するヘッジを拡大し始めるべきだ」と、同ストラテジストらは指摘。「逆イールドは一般に、成長とリセッションリスクにとって悪い兆候とされてきた。ただ、歴史的に見て、リスクが高い資産価格にはさまざまな遅れが出る」と説明した。

原題:JPMorgan Advises Hedging Recession Risk as Bonds, Stocks Diverge(抜粋)

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