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JPモルガンCEO:最近のボラティリティー、来たるべきものの予兆

  • 流動性の「ニューノーマル」が市場の変動大きくする
  • ダイモン氏の論調はここ数年に比べて楽観が後退

米銀JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、昨年終盤に市場を揺るがせたようなボラティリティーに備えるように警告した。

  同CEOは4日の株主向け書簡で、「2018年の第4四半期は来たるべきものの予兆だったかもしれない」とし、米連邦準備制度の金融政策の不透明、ドイツの景気減速、英国の欧州連合(EU)離脱、米中貿易摩擦など、より悲観的な見通しに駆り立てる多くの問題を挙げた。

JPMorgan & Chase Co. Chief Executive Officer Jamie Dimon Interview

ジェイミー・ダイモン氏

写真家:Christophe Morin / Bloomberg

  ダイモン氏によると、投資家は銀行や他のマーケットメーカーに対する規制強化により流動性が引き締まるという「ニューノーマル」に直面している。「地政学的な緊張が高まっており、米国の世界におけるリーダーシップも、より不確実になった」と同氏は付け加えた。

  ダイモン氏の論調は過去数年の楽観とは打って変わり、慎重な姿勢へとシフトした。2018年の書簡では金利上昇と米税制改革による利益拡大見通しを示していた。

  また、投資銀行部門責任者のダニエル・ピント共同社長は4日の自身の書簡で、最近のボラティリティーは景気下降局面が従来の想定より早く訪れるとの投資家の観測に起因している可能性があると指摘した。

原題:Dimon Sees Recent Volatility as ‘Harbinger’ of Things to Come(抜粋)
Dimon Sees Recent Volatility as Harbinger of Things to Come (1)

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