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ECB、政策委員らはマイナス金利長期化の影響に懸念表明-議事要旨

  • 3月6、7両日の政策委員会の議事要旨をECBが公表
  • 一部当局者は金利据え置きガイダンスを20年1Q末まで延長主張

欧州中央銀行(ECB)当局者の一部は3月の政策委員会で、銀行の収益力や金融安定などに対するマイナス金利長期化の副作用に懸念を表明した。4日公表された3月会合の議事要旨から分かった。

  ドラギ総裁はその後、ECBがマイナス金利の影響を和らげる措置を検討すると発言。同問題に注目が集まった。

  ECBは3月会合で、過去最低の現行金利を2019年末まで維持することを決めた。政策委員会メンバーからは20年3月末までの据え置きを支持する声もあったが、チーフエコノミストのプラート理事の意見に収束した。

Struggling to Make Money

Euro-area banks are battling to revive profitability

Source: Bloomberg Intelligence

  3月6、7両日の政策委の議事要旨によれば、19年末という期限は「同年後半の景気回復を見込む経済予測の基本シナリオとの整合性が高い」と当局者らは判断した。「入ってくるデータが非常に異なる展開へと進む可能性がある不確実性の高い環境の下で、来年に入った後まで長期のコミットメントを示すことに慎重な見解が表明された」という。

  同時に、「長引く『軟調局面』の後に堅調な成長が戻るというのが基本シナリオだが、不確実性は依然として高く、現在の軟調局面がどの程度続くかは不透明だ」との認識も当局者らは示した。

  インフレについては長期のインフレ期待の低下傾向に「幾分の懸念」を表明したものの、インフレ期待が不安定化するリスクは「非常に低い」と判断した。

  ECBは市中銀行への長期資金供給プログラムの再開を発表したものの、詳細は明らかにせず、詳細に関しては「さらなる検討が必要だ」としている。

ドラギ総裁:マイナス金利の影響を和らげる措置が必要かもしれない
ECBプラート氏:中銀預金金利階層化、金融政策として根拠必要

原題:ECB Members Voiced Concern About Side Effects of Low Rates(抜粋)

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