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Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

日本株は上昇、米中通商協議期待とリスク選好継続-景気敏感株高い

更新日時
  • 対米交渉は「新たなコンセンサス」に達したと中国の劉副首相
  • 米S&P500種は6日続伸、円は対ドルで一時111円80銭に下落
Pedestrians walk past an electronic stock board outside a securities firm in Tokyo, Japan.
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

5日の東京株式相場は上昇。米国と中国との通商協議の進展期待や米S&P500種株価指数の6連騰で投資家のリスク許容度が改善、電機や機械など輸出関連、素材、海運など景気敏感株が高い。

  • TOPIXの終値は前日比5.70ポイント(0.4%)高の1625.75と反発
  • 日経平均株価は同82円55銭(0.4%)高の2万1807円50銭と3日続伸

  米S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均は4日、そろって半年ぶりの高値を付けた。トランプ米大統領は米中通商協議で「非常に歴史的」な合意が1カ月ほどで発表される可能性があると述べ、中国の劉副首相は「新たなコンセンサス」に達したと語った。きょうのドル・円相場は一時1ドル=111円80銭と、前日の日本株終値時点111円43銭から円安で推移した。

5日は反発

  ドルトン・キャピタル・ジャパンの松本史雄ファンドマネジャーは「景気の変動を最初に作り出す電機などシクリカル業種に対する投資家のセンチメントが回復している」と語る。製造業が最悪期を過ぎて緩やかに戻ってきているとの期待感があり、「その期待の中には米中通商問題が解決することも織り込んでいる。指数が劇的に上がるわけではないが、投資対象の中身は変わってきた」と言う。

シクリカルとディフェンシブの動向についてはこちらをご覧ください

  業種別では海外景気敏感業種が上げる一方、食料品や小売など内需関連は安く、株価指数の上げ幅は限定された。大和証券投資情報部の石黒英之シニアストラテジストは、グローバルの投資環境は非常に良いとしながらも、需給面では「国内金融法人の期初の益出しから上値が重い」とし、内需ディフェンシブは「昨年のパフォーマンスが良かった」と指摘した。

投資家心理と日米株動向見通しについてはこちらをご覧ください

  • 東証33業種では海運や繊維製品、空運、電機、機械、輸送用機器が上昇
  • 小売や食料品、不動産、精密機器は下落
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