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日本株の本格反騰間近に、シクリカル浮上しディフェンシブ敬遠

更新日時
  • 電機や機械指数は200日線突破、電気・ガスは割り込む場面
  • 世界景気敏感株としての日本株の評価が高まる公算-野村証・若生氏

東京株式市場では電機など景気敏感業種の指数が長期トレンド線を上回ってきた。半面、景気に業績が左右されにくい業種は同線を割り込み、景気に対する投資家の見方がポジティブに変わり日本株相場は中間反騰から本格反騰局面に入る可能性がある。

  景気敏感のシクリカル業種であるTOPIX電機指数が4日、10カ月ぶりに200日移動平均線を突破。5日には機械指数も明確に上抜けようとしている。一方、電気・ガスは4日に同線を約2カ月ぶりに割り込み、医薬品も3月22日にすでに下回っている。200日線は投資家の長期的な採算ラインであるほか、相場の長期トレンドを示唆する。

電機指数に続いて機械指数が上抜けへ

  野村証券投資情報部の若生寿一エクイティ・マーケット・ストラテジストは「200日線から見た輸出関連とディフェンシブ関連の業種指数の位置がこれまでと逆になるなら、景気に対する悲観論は後退し、持ち直し期待が強まる」とみている。

  米中通商交渉が進展する中で、米国と中国の製造業の景況感が大きく改善した。中国の3月の製造業購買担当者指数(PMI)は前月からの上げが2012年以来の大きさとなり、米供給管理協会(ISM)製造業総合景況指数は約2年ぶり低水準だった前月から持ち直した。

電気・ガスは4日に一時節目下回る

  米S&P500種株価指数は3日に約半年ぶり、中国上海総合指数は1年ぶりの高値を付けた。これに対してTOPIXは3月の年初来高値近辺で足踏みしている。シクリカルの代表業種指数が200日線を大きく上抜けば「世界景気敏感株としての日本株に対する投資家の評価が高くなり、株価がスパークする可能性がある」と、野村証の若生氏は予想している。

(きょうの業種別動向を2段落に追加し、チャートを更新します.)
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