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Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

TOPIX小反落、米中交渉見極めで買い手控え-内需安く輸出は高い

更新日時
  • ワシントンで米中通商協議、中国の公約履行期限は2025年と関係者
  • 米S&P500種株価指数は半年ぶり高値、リスク回避の動きは後退
Employees work at the Tokyo Stock Exchange (TSE), operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), in Tokyo, Japan.
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

4日の東京株式市場ではTOPIXが小反落。米国と中国の通商交渉の行方を見極めたいとして買いが手控えられる中、陸運や医薬品など内需関連が下げた。半面、米S&P500種株価指数が半年ぶり高値となったことで電機や輸送用機器など輸出関連は高く、日経平均株価は小幅続伸。

  • TOPIXの終値は前日比1.72ポイント(0.1%)安の1620.05
  • 日経平均株価は同11円74銭(0.1%)高の2万1724円95銭

  米中通商協議は3日、ワシントンで中国の劉鶴副首相とライトハイザー通商代表部(USTR)代表やムニューシン財務長官らで再開した。両国がまとめつつある合意案は、一次産品の輸入拡大や米企業による中国での100%出資会社設立の容認といった中国の公約の履行期限を2025年に設定している。関係者が明らかにした。

  セゾン投信運用部の瀬下哲雄運用部長は「米中貿易協議、英国の欧州連合(EU)離脱問題がどちらに向かうか分からず、ポジティブ、ネガティブどちらもあり得ることから動きづらい」とし、「リスク回避の動きは後退しているが、ここからさらに上がるかは不透明」だと述べた。

  TOPIX、日経平均とも前日終値を挟んだ動きに終始した。野村証券投資情報部の若生寿一エクイティ・マーケット・ストラテジストは「米中合意に関する話は連日のように報道されている。これ以上買い進むには実際の合意や米中首脳会談の日程決定といったさらにポジティブな材料や、ファンダメンタルズの改善が必要」と話していた。

4日は小反落

  一方、世界経済の成長に対する楽観から3日の米S&P500種株価指数は5日続伸、ほぼ6カ月ぶりの高値となった。岡三オンライン証券の伊藤嘉洋チーフストラテジストは、足元の日本株は「中間反騰の調整局面」と前置きした上で、「米国株と比べた日本株の出遅れ感は強まっている」と指摘した。

トリプルトップとダブルボトムに挟まれる日経平均についてはこちらをご覧ください

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