コンテンツにスキップする

4月3日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ポンド上昇、首相と労働党党首との協議は「建設的」

  3日のニューヨーク外国為替市場ではポンドが上昇。英国の欧州連合(EU)離脱を巡るメイ首相と労働党のコービン党首の協議は「建設的」だったとの労働党の発表が手掛かり。ドルは日中安値は離れたものの、米経済指標が軟調だったことから下押し圧力が続いた。

  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時0.3%低下となったが、その後は下げを縮めた-ドルは主要10通貨の大半に対して下落。対円では最も値上がりした
    • 米国債は全年限で下落。10年債利回りは約2.52%に上昇
    • クドロー国家経済会議(NEC)委員長は、米国と中国の通商協議は「順調に前進」しているとしつつ、まだ合意に達する用意はなく、今週中に近づくことを期待していると記者団に語った
  • 米経済指標は市場予想を下回り、ドルの支援要因にはならなかった
  • ユーロは対ドルで0.3%高の1ユーロ=1.1233ドル。一時0.5%高となった。
  • ドルは対円で0.2%高の1ドル=111円49銭。米国債利回りの上昇が手掛かり
  • ポンドは0.2%高の1ポンド=1.3159ドル
    • イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は、合意なき離脱のリスクが「驚くほど高い」状況にあると述べた

欧州時間の取引

  欧州時間にはユーロが7営業日ぶりに上昇。米中貿易協議を巡る楽観のほか、中国やユーロ圏の経済指標が予想を上回ったことでリスク選好が高まった。
原題:Pound Rallies Ahead of No-Deal Vote; Dollar Dips: Inside G-10(抜粋)
Euro Snaps Six-Day Decline on Trade Optimism, Data: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:S&P500が約半年ぶり高値、国債は反落

  3日の米株式相場は上昇。S&P500種株価指数は終盤にマイナス圏から回復し、ほぼ6カ月ぶりの高値で終えた。世界経済の成長に対する楽観が、リスク選好の流れを呼び戻した。米国債相場は反落、利回り上昇が再開した。

  • 米国株はS&P500種が5日続伸、約6カ月ぶり高値
  • 米国債は反落、10年債利回り2.52%
  • NY原油は反落、米週間統計受け供給過剰懸念が浮上
  • NY金は小動き、1オンス=1295.30ドルで終了

  S&P500種は5営業日続伸。ここ2カ月で最長の連続高に並んだ。ただフェイスブックのユーザーデータがアマゾン・ドット・コムのクラウドコンピューティングサーバー上で、意図せず公に大量掲示されているとのブルームバーグ・ニュース報道を受け、S&P500種は下げに転じる場面もあった。貿易関連では、米国と中国がまとめつつある合意は、中国側の公約実現で2025年を目標にしていることが明らかになった

  S&P500種株価指数は前日比0.2%高の2873.40。ダウ工業株30種平均は39.00ドル(0.2%)上げて26218.13ドル。ナスダック総合指数は0.6%上昇。ニューヨーク時間午後4時54分現在、米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.52%。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。小幅上昇する場面もあったが、米エネルギー情報局(EIA)の週間統計発表後に失速した。同統計によると、米原油在庫は1月以来の大幅増加となり、原油生産は過去最高に達した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は12セント(0.2%)安の1バレル=62.46ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント6月限は6セント下げて69.31ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小動き。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は10セント安の1オンス=1295.30ドルで終了した。フォレックス・ドット・コムのアナリスト、ファワド・ラザクザダ氏は「最近の世界的な債券利回り低下に加え、米金融当局がタカ派姿勢から転換したことを主な背景に、金の下落余地は限定される可能性がある」と指摘した。

  FTSEラッセルの世界市場調査担当マネジングディレクター、アレック・ヤング氏は、「企業利益に影響し得るため、貿易は重要だ。よって、投資家が最も求めているのは、既存の関税が全面撤廃されることに加え、新たな関税を賦課しないとの約束が交わされることだ」と語った。

  アジア時間に下げた米国債は、薄商いとなった米国時間も軟化。ドル建て社債の発行が活発となる中、前日に続き長期債がアンダーパフォーム。米供給管理協会(ISM)が発表した3月の非製造業総合景況指数は、市場が予想していた以上に低下したが、10年債を勢い付かせるには至らなかった。
原題:Stocks Climb to Six-Month Highs; Bonds Stumble: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Bear Steepen as IG Credit Issuance Remains Robust
Oil Sputters Below $70 as U.S. Sees Crude Buildup, Output Record
PRECIOUS: Palladium Sags as Prices Gyrate on Auto Demand Concern

◎欧州債:ドイツ債下落、利回りはプラス圏に-英国債は軟調

  3日の欧州債市場でドイツ債が下落。10年債利回りはプラス圏に浮上した。イタリア債も下げた。英国債は軟調。EU離脱に対する前向きな期待から売られた。

  • ドイツ債は3カ月ぶりの大幅安となった。利回りがプラス圏を付けたのは3月25日以来で初めてだった。英国の合意なきEU離脱の回避や米中通商交渉の進展、市場予想を上回った独サービス業統計などが影響した
  • 英国債のパフォーマンスはドイツ債を下回り、10年債利回りは1月4日以来で最も上昇した。メイ英首相はコービン労働党党首と会談し、離脱を巡る行き詰まり打開を図っている
  • ドイツ10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上げて0.00%、フランス10年債利回りは4bp上げて0.39%、イタリア10年債利回りは2bp上昇の2.55%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Bunds, Italian Bonds Fall, Gilts Underperform: End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE