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米ADP民間雇用者数:3月は1年半ぶりの低い伸び-予想下回る

給与明細作成代行会社のADPリサーチ・インスティテュートが3日発表した給与名簿に基づく集計調査によると、3月の米民間雇用者数は2017年9月以来の低い伸びにとどまった。建設業や製造業で雇用が削減された。5日の米雇用統計の発表を前に、雇用市場の弱さが示唆された。 

キーポイント

  • 3月の民間雇用者数は12万9000人増-市場予想17万5000人増
    • 2月は19万7000人増に上方修正(速報値18万3000人増)
  • 財生産部門で雇用者数が減少したのは2016年12月以降で初めて
ADP report shows job growth at U.S. firms eased in March

インサイト

  • 世界的な景気減速や解消されない通商対立、減税効果の剥落、将来的な労働者層の縮小といった逆風が吹く中、今回の統計は労働市場の勢いが一服していることを示唆
  • ムーディーズ・アナリティクスのチーフエコノミスト、マーク・ザンディ氏は「業界や企業規模にかかわらず、その大半で雇用の伸びが顕著に鈍化しており、雇用市場は弱まりつつある」と指摘。「財政拡大による景気刺激効果が薄れたことや貿易を巡る不透明感、米金融当局による引き締めの影響が遅れて生じている中で、経済は困難な状況にあり、企業は雇用に慎重になっている」と分析した

詳細

  • 財生産部門では、建設業で6000人減と2012年以来の大幅減少、製造業は2000人減と16年以降で最大の減少
  • サービス業は13万5000人増と、4カ月ぶりの低い伸び。教育・医療サービスなどの伸びが目立った
  • 従業員数20人未満の小規模企業の雇用者数は約9000人減。過去8年間で初の連続減少

原題:U.S. Firms Post Weakest Job Growth in 18 Months, ADP Says (1)(抜粋)

(詳細を追加して更新します.)
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