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Photographer: Daniel Acker

米アカデミー賞作品賞レース、ネットフリックス除外なら独禁法抵触も

  • 司法省反トラスト局長がアカデミー側に書簡送付-関係者
  • アカデミー理事会は23日に授賞規定に関する会合開く
The Netflix Inc. app is demonstrated for a photograph on an Apple Inc. iPad mini
Photographer: Daniel Acker

米アカデミー賞を巡る争いが反トラスト法(独占禁止法)問題に発展する可能性がある。作品賞の制覇を目指すネットフリックスをけん制するルール変更の動きがハリウッドで浮上する中で、米司法省が警鐘を鳴らした。

  同省はアカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーに対し、ネットフリックスなどのストリーミングプラットフォームを阻害するような規定の変更となれば、競争を守る法律に抵触する恐れがあると警告した。事情に詳しい関係者1人が明らかにした。

  関係者によれば、司法省反トラスト局のマカン・デルラヒム局長が同アカデミーのドーン・ハドソン最高経営責任者(CEO)に書簡を3月21日に送付し、授賞ルール変更の可能性について懸念を表明した。

Roma

「ROMA/ローマ」

ソース: ネットフリックス

  ネットフリックスの「ROMA/ローマ」は今年のアカデミー賞監督賞を受賞。同作品は作品賞候補にも挙げられていたが、受賞は逃した。スティーブン・スピルバーグ監督らハリウッドを代表する著名人は、ストリーミング配信の映画を授賞対象とすべきでないとの認識を示すなど、ネットフリックスを巡り映画業界で論争が続いている。ローマは映画館で封切られたが、限定的な劇場公開にとどまった。

  スピルバーグ監督は同アカデミーに対して映画を数週間劇場にかけてから別の場で公開するルールの採用を促している。スピルバーグ氏は「ストリーミングと劇場の違いを強く感じている」と同氏の広報担当者がウェブサイトのインディワイヤに語っている。

  同アカデミーの広報担当者は電子メールで、「司法省から書簡を受け取り、それに対して返答した」と説明。「アカデミー理事会が4月23日に年次の授賞規定会合を開き、そこで検討する見直し候補を全部門が提出する」と記した。司法省はコメントを控えた。バラエティー誌が同省の書簡について先に報じていた。

原題:Netflix’s Pursuit of Oscars Threatens to Become Antitrust Issue(抜粋)

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