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日本株は反発、米中交渉の進展期待や米テクノロジー株高-輸出主導

更新日時
  • 米中の貿易協議、合意に向け問題の大半を解消と英FTが報道
  • 円は対ドルで111円50銭台に下落、米S&P500種Eミニ先物も堅調

3日の東京株式相場は反発し、主要株価指数は1カ月ぶり高値を付けた。米国と中国の通商交渉の進展期待が高まった上、昨日の米国株市場でテクノロジー株が買われたことや為替の円安も追い風となり、電機や機械など輸出関連、化学など素材株中心に上昇。

  • TOPIXの終値は前日比10.08ポイント(0.6%)高の1621.77
  • 日経平均株価は同207円90銭(1%)高の2万1713円21銭

  米中は中国製品に対する既存の米関税などで合意に至っていないが、それらを除けば交渉担当者は大半の問題を解消したと英紙フィナンシャル・タイムズが報道。米S&P500種Eミニ先物や中国上海総合指数が堅調に推移し、為替市場ではドル・円相場が一時1ドル=111円50銭台と円が弱含んだ。

  大和証券の高橋和宏株式上席ストラテジストはFT報道について、「想定内ではあるが合意に向かうという方向性は株価にプラス。底入れ感が出ている設備投資の先行きに対する期待が持ちやすくなる」と述べた。為替も「ドル・円相場が1ドル=111円台を維持すれば、会社側の多少慎重な今期業績計画が出ても保守的と受け取られやすい」と言う。

  上げが目立ったのは東京エレクトロンや信越化学工業といった半導体や電子部品、半導体素材などテクノロジー株。米10年債利回りが2.47%に低下する中、昨日の米国株市場ではアップルやフェイスブックなど大型テクノロジー株が上昇した。いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は「そこそこの米景況感から判断して2.4%台の金利は下げ過ぎ。低金利が継続する中ではゴルディロックス(適温相場)が強化され、投資家のリスク許容度は上昇しやすい」と話していた。

1カ月ぶり高値に
  • 東証33業種では海運や証券・商品先物取引、非鉄金属、機械、電機、化学、保険が上昇
  • 石油・石炭製品や食料品、電気・ガス、医薬品、陸運は下落
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