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4月2日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ポンド上げに転じる、メイ首相が超党派の協議提案

  2日のニューヨーク外国為替市場ではポンドが上昇。朝方から軟調に推移していたが、メイ英首相の声明に反応して反転した。メイ首相は、欧州連合(EU)離脱を巡る事態の行き詰まり打開に向け労働党のコービン党首との協議を提案。よりソフトな離脱の可能性への道を開いた。ドルは一時3週ぶり高値を付けた。

  • 主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%上昇  
    • 米国債は全年限で上昇。10年債利回りは2.47%に低下
  • 主要通貨ではポンドの上げが目立ったほか、円やスイス・フランといった逃避先通貨も底堅い動き
    • カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマース(CIBC)の為替戦略責任者、ジェレミー・ストレッチ氏(ロンドン在勤)は「メイ首相がよりソフトな離脱シナリオに姿勢を変えつつあるとの見方から、ポンドに対しある程度楽観が戻ってきている」と分析した。
    • ポンドは0.2%高の1ポンド=1.3135ドル。一時は0.7%安まで下げた
  • ユーロは下落。貿易関係を巡る緊張が世界経済の成長を脅かしており、世界貿易機関(WTO)の改革を通じた対応が必要だと、EUが20カ国・地域(G20)に訴える意向だとのロイター報道に反応した。対ドルで0.1%安の1ユーロ=1.1203ドル
  • 円はほぼ変わらずの1ドル=111円33銭

欧州時間の取引

  欧州時間にはドルが上昇。ドル指数は3週間ぶり高水準となった。株価上昇の勢いが衰えたほか、他の主要通貨に下押し圧力がかかったことが背景にある。
原題:Pound Reverses Drop as May Reaches Across the Aisle: Inside G-10(抜粋)
Dollar Rises to Three-Week High; Euro, Pound Weaken: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:S&P500種が下げ埋める、原油は年初来高値

  
  2日の米株式市場ではS&P500種株価指数がほぼ変わらず。1-3月(第1四半期)に四半期ベースで2009年以来の大幅高となったことを踏まえて見直し買いが入り、日中安値から戻した。米国債相場は反発。

  • 米国株はS&P500種が下げ埋める、ナスダック総合は小幅続伸
  • 米国債は反発、10年債利回り2.47%
  • NY原油は年初来高値、OPEC減産で楽観広がる
  • NY金は小反発、世界経済減速懸念で逃避需要高まる

  ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに下落。ドラッグストアチェーンのウォルグリーン・ブーツ・アライアンスが決算発表を受けて大きく下げた。一方、テクノロジー株は好調となり、ナスダック総合指数を押し上げた。S&P500種は軟調な場面が目立ったが、下げを埋めて終えた。

  S&P500種株価指数は前日比0.05ポイント高の2867.24。ダウ平均は79.29ドル(0.3%)下げて26179.13ドル。ナスダック総合指数は0.3%上昇。ニューヨーク時間午後4時50分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.47%。

  ニューヨーク原油先物相場は3営業日続伸。石油輸出国機構(OPEC)の原油生産が減少し、市場引き締まりの様相を呈した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は99セント(1.6%)高の1バレル=62.58ドルと、重要な節目の200日移動平均線を上回って終了。ロンドンICEの北海ブレント6月限は36セント上げて69.37ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小反発。世界経済減速の兆候を受け、金の逃避需要が高まった。3月の米自動車販売は大半のメーカーで減少を示したこと、2月の米耐久財受注統計でコア資本財の受注が過去4カ月で3度目の減少となったことなどが注目された。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.1%高の1オンス=1295.40ドルで終了した。

  ZEGAファイナンシャルのジェイ・ペストリケリ最高経営責任者(CEO)は「世界は慎重ながらも楽観的で、最善の事態を願いつつ最悪の事態に備えるといった状況にある」との見方を示した。

  米国債は前日の下げの半分程度を埋めた。幅広い年限で買いを集めたが、長期物は短期物に比べ上げ幅が小幅だった。今月の大量の社債発行や今週の長期債入札を前に長期債の上値は重かった。
原題:Stocks Climb From Lows; Treasuries Resume Rally: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Advance; Curve Steepens as IG Credit Issuance Mounts
Oil Rises to Highest This Year as OPEC Curbs Stoke Optimism
PRECIOUS: Gold Advances as Growth Concerns Boost Haven Demand

◎欧州債:英国債は上昇、合意なき離脱あり得るとEU首脳ら警戒

  2日の欧州債市場でイタリア債が下落。一方、英国債は上昇した。英国が4月12日に合意なくEUを離脱する可能性も、今はあり得るシナリオだと欧州首脳が警戒感を示したことが手掛かり。

  • イタリア債のイールドカーブはベアフラット化。10年債利回りのドイツ債とのスプレッドは6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して259bp
  • 英10年債利回りは5bp低下した。ポンドのショートポジションでイールドカーブのブルフラット化が後退した
  • ドイツ10年債利回りは3bp下げてマイナス0.05%、フランス10年債利回りは2bp下げて0.35%、イタリア10年債利回りは3bp上昇の2.53%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Fall, Gilts Outperform Bunds: End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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