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Photographer: Bloomberg/Bloomberg

ドル・円は111円前半、景気懸念後退で一時2週間ぶり高値-豪ドル下落

更新日時
A businessman is reflected on an electronic stock board outside a securities firm in Tokyo, Japan, on Monday, Jan. 27, 2014. Japanese stocks fell, with the Topix index capping its biggest decline since August, after the yen climbed to a seven-week high and U.S. equities tumbled on concern that the global economy's recovery will falter.
Photographer: Bloomberg/Bloomberg

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=111円台前半で推移。米製造業景況感指数の予想以上の改善で世界景気の減速懸念が和ぎ、朝方に約2週間ぶり高値を記録した。その後は、米長期金利の低下や日本株の上げ幅縮小に伴い伸び悩んだ。

  • ドル・円は午後3時15分現在、前日比0.1%安の111円29銭。朝方に111円46銭と3月20日以来の高値を更新した後、111円29銭まで弱含み、午後は111円30銭台でもみ合う
  • オーストラリア・ドルは対ドルで0.5%安の1豪ドル=0.7080ドル。オーストラリア準備銀行の発表文を受けて上下に振れた後、0.7079ドルまで下落。豪ドル・円は0.5%安の1豪ドル=78円79銭
  •  ポンド・ドルは0.4%安の1ポンド=1.3047ドル。欧州連合(EU)からの離脱問題で英下院が代替案を否決したことを受け、早朝に1.31ドル付近から一時1.3031ドルまで急落
111円台半ばの200日線が抵抗に

市場関係者の見方

大和証券の亀岡裕次チーフ為替アナリスト

  • 中国と米国の経済指標が予想より強かったことが大きかったが、強い指標だけでもないので、そんなにどんどん円安という感じもない
  • 英離脱問題が来週にかけてヤマ場を迎えるので、今までポンドの変動だけだったが、他通貨にも影響しやすくなってくる可能性があり、不透明感が晴れないとリスクオフの円高に

三井住友銀行市場営業部NYトレーディンググループの下村剛グループ長

  • 今週はここから週末の雇用統計に向けて米指標が日々出てくるので、まずは足元の流れがどこまで続くか数字を一つ一つ確認しながら見ていきたい
  • センチメントの好転が続くなら、ドル・円は111円半ばの週足一目の雲の上限や200日線をトライして、同水準を抜ければ目先は112円が大台という意味でも上値余地になる

SMBC信託銀行プレスティアの二宮圭子シニアFXマーケットアナリスト

  • 豪中銀の発表文を読む限り、今すぐ利下げという感じではないが、最後の一文を加えたことで、前月と比べて政策の軸足がより慎重になったのではないかと推測できる
  • 豪ドルは基調的にはまだ0.70ー0.72ドルのレンジ相場が続いており、0.70ドル後半であれば、相場の流れが豪ドル安に大きく傾いたと判断するには早計。ただ、0.70ドル半ばあたりを割り込むと0.7000ドルを意識するような相場になるだろう

背景

  • 1日発表の3月の米供給管理協会(ISM)製造業景況指数は55.3と約2年ぶりの低水準となった前月(54.2)から改善し、予想も上回る。一方、2月の米小売売上高は予想外の減少だったが、前月分は上方修正
  • 日経平均株価は3円安で終了。景気懸念後退から235円上昇した後、徐々に上げを解消
  • 米10年債利回りはアジア時間の取引で3ベーシスポイント(1bp=0.01%)低下の2.47%。1日の米国市場では2.50%へ10bp上昇
  • 豪中銀は政策金利を過去最低の1.5%に据え置くことを決定。発表文では最後に「引き続き状況を監視し、経済の持続的な成長とインフレ目標達成のために金融政策を設定する」との文言を追加
  • 英下院は1日、支持動向を探る拘束力のない投票再度を実施し、メイ首相の離脱合意案に代わる4つの案全てを否決。EUからの離脱期限の4月12日に迫る中、首相は2日に閣議の招集し、対応を協議する予定
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