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ブランドに興味ない-2019年は「ジェネレーションZ」が主役に

  • 米国だけで6100万人と最も人口の多い世代となる
  • 自分たちが価値があると見なす物・サービスにお金を投じる傾向
relates to ブランドに興味ない-2019年は「ジェネレーションZ」が主役に
Photographer: 731/Getty Images
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2019年は世代交代の年だ。「ジェネレーションZ」が主役になる。古くからの企業がこの世代に商品を買ってもらうには、まだ学校に通う者も多い彼らが使う暗号を読み解く必要がある。

  JUVコンサルティングを率いる20歳のジアド・アーメド氏によれば、同氏の世代は「ソーシャルメディアネーティブ」。Z世代について専門的に助言するとウェブサイトでうたうJUVの最高経営責任者(CEO)を務めるアーメド氏は最近もアメリカン・エキスプレスのマーケティング担当幹部にプレゼンテーションを行い、この世代が使うスラングを紹介した。

  例えば「O.T.P.」は何の略だろうか。「オールド・タイヤード・パーソン(疲れた老人)」ではない。「ワン・トゥルー・ペアリング(最高のカップル)」だ。Z世代のラッパー、リル・パンプが生んだ言葉「Esketit」は、「Let’s get it(やろうぜ)」という意味だという。

 

Ethical Spending

Would pay more for a product if the brand or retailer promotes initiatives

Source: Businessweek/Morning Consult survey

  定義の仕方にもよるが、Z世代は大まかに言って7歳から22歳までの子どもや若者たちだ。米国だけで6100万人と最も人口の多い世代となる。インターネットが主流になった後に生まれ、最年長組は米アップルの「iPhone(アイフォーン)」 登場を10歳前後で迎えた。「デジタルネーティブ」のミレニアル世代と違い、親のような消費の仕方はしない。すでに直接的に1430億ドル(約15兆9000億円)を支出する力があるとの推計もある。

  Z世代はブランドを気にそれほどしない。有名企業だろうとそうでなかろうと関係ないのだ。起業家精神に富んでいると自らを捉え、約半数が誰かのために働こうとは考えていない。人種はさまざまで、社会的な寛容さを備え、世界と「コネクト」し、環境意識も高い。「フィランソロティーンズ」とも称される世代だ。

  電子メールやフェイスブックをあまり使わない代わりに、インスタグラムとユーチューブを重視。リサイクル商品を買い、インターネット上で影響力を持つ一方、テレビ広告は何であれ見ない。

Advertising Avenue

Gen Z primarily finds out about new products on social media, not TV

Source: Businessweek/Morning Consult survey

Note: Data excludes other and don't know/no opinion. Chart shows where cohorts say they primarily find out about new products.

  ブルームバーグ・ニュースとモーニング・コンサルトが米国の成人1万1000人を対象に実施した調査によると、Z世代は前の世代と比べ自分たちが価値があると見なす物やサービスにお金を投じる意向が強い。米ライト州立大学(オハイオ州)のコリー・シーミラー准教授は「Z世代が企業にお金を支払う場合、自分たちの信条に合っていることが必要だ」と指摘する。

  学生の1人が自らの非営利組織運営を理由に地域奉仕義務の免除を求めた後、Z世代について講義するようになった同准教授によれば、Z世代は企業1社に固執せず、また製品よりも組織全体を見る傾向が強い。

  Z世代はろくに考えていない集団との「誤解」があるとJUVのアーメド氏は話す。実際は他人とつながり、コミュニケーションを行い、そして自分たちのお金を何に投じるのかといったことを考えている世代だと言う。

Online Shift

Who primarily purchases these items in a physical store?

Source: Businessweek/Morning Consult survey

原題:Gen Z: The Kids Corporate America Just Can’t Afford to Ignore(抜粋)

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