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債券は下落、中期債軟化が重し-10年入札順調で一時買い戻しも

更新日時

債券相場は下落。米国債市場で長期金利の低下が一服したことを受けて、売りが先行した。この日に実施された10年国債入札結果が順調だったことからいったんは買い戻されたものの、中期債を中心に年度初めの売りが出たことで、先物は取引終了にかけて下げ幅を拡大した。

  • 長期国債先物6月物は前日比22銭安の152円94銭と安値引け
  • 新発10年物353回債利回りは一時2ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.065%と、3月22日以来の高水準
  • 新発2年国債利回りはマイナス0.16%と約3週間ぶり、新発5年国債利回りはマイナス0.17%と約2週間ぶりの高水準

市場関係者の見方

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長
  • 米景況感指数を受けて海外市場で株高・円安になった流れを引き継ぎ、少しずつ円債も売られた
  • 期初の益出しニーズで売りも出やすく、引けにかけては中期ゾーンを中心に利回りが上昇した
  • 一方、10年債入札は強めの結果となり、期初の円債需要は意外と旺盛な感もある

背景

10年債入札

  • 最低落札価格は101円60銭と、ブルームバーグがまとめた市場予想の中央値101円58銭を上回った
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は5.07倍と2005年2月以来の高水準、前回は4.25倍
  • 小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は1銭と、前回の2銭から縮小
  • SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト
    • 応募額が昨年2月以来の高水準で、潜在的な円債需要は高いと思われる
    • ある程度は円債で収益を作っていかないといけないというのは共通認識としてある
  • 備考:過去の10年債入札の結果一覧

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.160%-0.175%-0.07%0.350%0.515%0.565%
前日比+1.5bp+2.0bp+1.5bp+0.5bp 横ばい-1.0bp
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