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Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

日本株は小反落、海外景気の懸念後退で内需安い-金融や輸出は上昇

更新日時
  • 米ISM製造業指数は55.3へ上昇、米10年債利回りは10bp上昇
  • 情報・通信や陸運など内需・ディフェンシブに売り、配当取り一巡も
Employees work at the Tokyo Stock Exchange (TSE), operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), in Tokyo, Japan, on Friday, Dec. 28, 2018. Japanese shares fell, with the Topix index capping its worst annual performance since 2011, in a year that saw U.S.-China trade tensions deal a heavy blow to investor sentiment.
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

2日の東京株式相場は3日ぶりに小反落。海外景気懸念の後退から景気に左右されにくい安定業種を敬遠する動きが出て、情報・通信や陸運、電気・ガスなどが安くなった。米国の製造業景況感の改善や金利上昇、為替の円安から銀行など金融、機械など輸出関連は上昇。

  • TOPIXの終値は前日比4.12ポイント(0.3%)安の1611.69
  • 日経平均株価は3円72銭(0.02%)安の2万1505円31銭

  米供給管理協会(ISM)が1日発表した3月の製造業総合景況指数は55.3に上昇。これを受けて米10年債利回りは2.50%と10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇した。きょうのドル・円相場はおおむね1ドル=111円30-40銭台と、前日の日本株終値時点の111円05銭に比べてドル高・円安に振れている。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の荒井誠治投資ストラテジストは「中国製造業が景気刺激策の効果で持ち直してきたことが米製造業にじわりと波及、日本の製造業にも中国関連中心に明るい兆しが出ている」とした上で、ここまでの買いはショートカバーが主体だと指摘。外需関連の先行き不透明感が後退する中で「内需は嫌われている」とし、電力株などは決算期末を通過したことで配当取りの反動が出やすくなっていると話した。

  金融株高が貢献してTOPIXは取引開始直後にことしの日中高値を更新する場面があった。SMBC日興証券投資情報部の松野利彦氏は「米金利の2.6%以下への低下はFOMCの予想以上のハト派姿勢に対する過剰反応だった。米銀行株に買い戻しが入ったことから、割安に放置されている国内の金融株も多少戻りそうだ」とみている。

2日は朝高後も続かず反落
  • 東証33業種は不動産や陸運、小売、電気・ガス、サービス、情報・通信、食料品、建設、医薬品が下落
  • 鉱業や非鉄金属、機械、銀行、証券・商品先物取引、海運、保険は上昇
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