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4月1日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ポンドが高い、英議会で投票進む-逃避先通貨は下落

  1日のニューヨーク外国為替市場では、ポンドが高い。ドルに対する上昇幅は主要通貨中で最大だった。英国では欧州連合(EU)離脱を巡ってメイ首相の離脱協定案に代わる複数の選択肢について投票が行われており、市場はこの行方に注目している。またこの日はリスク選好の回復で米国債利回りと米国株が上昇する中、ドルや逃避先通貨が値下がりした。

  • ニューヨーク時間午後4時31分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前週末比0.1%低下
    • 2月の米小売売上高が予想外に減少し、ドル指数は発表直後にこの日の最低水準に下げた
    • その後発表された米供給管理協会(ISM)の3月の製造業総合景況指数が予想を上回る上昇となり、ドルは下げを縮めた
  • 主要通貨では円やスイス・フランの下げが目立った。逃避の動きが後退し、米10年債利回りは上昇。中国の製造業活動の指標が予想を上回る上昇となったことで、世界の成長を巡る懸念が和らいだ
    • 円は対ドルで0.5%安の1ドル=111円37銭
  • ノルウェー・クローネやオーストラリア・ドルなど資源国通貨は原油高を背景に上昇
  • この日はキャリートレードの動きも相場全体に影響した可能性がある
  • ユーロは対ドルで0.1%安の1ユーロ=1.1210ドル
  • ポンドは0.6%高の1ポンド=1.3114ドル
    • 英議会の流れは最も穏健なEU離脱モデルへと傾きつつある
      • 英国がEUの単一市場に残留する一方、EUと包括的な関税取り決めを交渉する内容

欧州時間の取引

  欧州時間にはドルが主要通貨の大半に対して値下がり。中国製造業活動の指標が予想を上回る上昇となり、世界の成長を巡る懸念が和らいだ。主要通貨ではリスクに敏感な通貨が上げた一方、円は軟調だった。
原題:Pound Gains as Parliament Votes; Havens Lead Losses: Inside G-10(抜粋)
Dollar Slips as China Data Support Risk Sentiment: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:S&P500が年初来高値、国債は大幅続落

  1日の米株式相場は続伸。中国の製造業指標が良好となる中、世界経済の成長に対する懸念が和らいだ。米国債は続落。3月の米供給管理協会(ISM)製造業総合景況指数が市場予想を上回ったことに反応し、朝方に大きく下げた。

  • 米国株は続伸、S&P500種が10月以来の高値
  • 米国債は大幅続落、10年債利回り2.50%
  • NY原油は続伸、OPEC減産順守と中国指標で買い
  • NY金は反落、製造業指標受けて世界成長懸念が後退

  S&P500種株価指数は昨年10月以来の高値に達し、ダウ工業株30種平均は2月15日以来の大幅高となった。米配車サービス大手リフトは上場後2日目の取引で株価が急落、新規株式公開(IPO)価格を割り込んだ。市場では早くも成長ペースや収益性を巡る懸念が広まったとの指摘が出た。

  S&P500種株価指数は前週末比1.2%高の2867.19。ダウ平均は329.74ドル(1.3%)上げて26258.42ドル。ナスダック総合指数は1.3%上昇。ニューヨーク時間午後4時44分現在、米10年債利回りは10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.50%。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。中国の製造業指標や、石油輸出国機構(OPEC)が減産方針を継続していることの新たな兆候が、強気見通しを後押しした。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は1.45ドル(2.4%)高の1バレル=61.59ドルと、11月以来の高値で終了。ロンドンICEの北海ブレント6月限は1.43ドル上げて69.01ドル。

  ブルームバーグの調べによると、3月のOPECの産油量は4カ月連続で減少。中でもサウジアラビアによる減産が大幅だった。

  ニューヨーク金先物相場は反落。国家統計局の3月の中国製造業購買担当者指数(PMI)が安定化を示し、3月のISM製造業総合景況指数が市場予想を上回る中、世界経済成長を巡る懸念が後退した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.3%安の1オンス=1294.20ドルで終了した。

  中国の3月の製造業PMIは50.5と、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想を全て上回った。

  テングラー・ウェルス・マネジメントの投資戦略担当責任者、ナンシー・テングラー氏は「2019年の株式市場で次の材料は何かと思案している投資家にとり、これは良い知らせだ」と、電子メールで指摘した。

  トレードステーションのバイスプレジデント、デービッド・ラッセル氏はインタビューで、「足元から長期にかけてのモメンタムがより強気に転じているということになる。こうしたチャートのパターンはめったには見られない」と述べた。
原題:Rally Lifts U.S. Stocks to Highest Levels of Year: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Fall on 2Q First Day as Factory Gauge and Stocks Rise
Oil Extends Decade’s Best Rally on OPEC Curbs, Chinese Factories
PRECIOUS: Gold Lower as Factory Gauges Help Ease Growth Concerns

◎欧州債:フランス債中心にユーロ圏債下落、米中統計が手掛かり

  1日の欧州債市場はフランス債を中心にユーロ圏国債が総じて下落、イールドカーブはスティープ化した。米国や中国の製造業統計が市場予想を上回ったのが手掛かり。

  • ドイツ債は下落したものの、中核・準中核国債および米国債のパフォーマンスを上回った。
  • イタリア債は小幅安。同国のPMI統計が市場予想を下回ったことを手掛かりに、10年債利回りは一時8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇
  • 英10年債利回りは1週間ぶり高水準に上昇
  • ドイツ10年債利回りは5bp上げてマイナス0.02%、フランス10年債利回りは6bp上げて0.38%、イタリア10年債利回りは2bp上昇の2.51%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:France Leads Euro-Area Bond Losses: End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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