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ドラギECB総裁、大規模な緩和策の正当性強調-リスク長期化を指摘

  • ECBが年次報告書を公表、ドラギ総裁の基本給は約5000万円
  • 年次報告書は昨年を統括する内容、最新の政策課題には触れず

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、外的リスクがユーロ圏経済の成長とインフレを下押ししているとして、これに抵抗するため金融政策による大規模な支えが依然必要だと指摘した。

ECB President Mario Draghi Announces Rates Decision

ドラギECB総裁

Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg

  ドラギ総裁はECB年次報告書の序文で、「中期的に域内の物価圧力を確実に積み上げていくには、金融政策による大規模な刺激が依然欠かせない」と言明。「地政学的な要素に関連する不透明性の持続や、保護主義の脅威、新興国市場の脆弱(ぜいじゃく)性を踏まえ、ユーロ圏の金融政策運営は引き続き忍耐と慎重さ、粘り強さが求められる」と論じた。

  年次報告書は主に2018年を振り返る内容で、新たな長期資金供給プログラムなどの措置には触れていない。最近では政策委員会メンバーの言及が増えているマイナス金利の副作用を軽減する措置にも言及はない。

  報告書はまた、ECB職員の報酬を開示。ドラギ総裁の基本給は40万1400ユーロ(約5000万円)で、昇給率は1.1%と、昨年のユーロ圏平均インフレ率の1.8%を下回った。

原題:Draghi Points to Persisting Risks in Justifying Massive Stimulus(抜粋)

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