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Photographer: Kyle Grillot/Bloomberg

リフトIPO、最大の受益者は追随目指すスタートアップ企業か

  • リフトのIPO規模拡大はユニコーン企業に良い兆候とダニエルズ氏
  • リフトの評価額は224億ドル-ウーバーは最大1200億ドルの評価も
The shadow of an attendee is seen on Lyft Inc. signage.
Photographer: Kyle Grillot/Bloomberg

米配車サービス2位リフトの新規株式公開(IPO)で同社の企業価値が224億ドル(約2兆5000億円)と評価されたことを受け、テクノロジー関連のユニコーン企業が勢いづいている。

  リフトは仮条件を引き上げ、公開株式数を増やしたことで、IPO規模が23億4000万ドルに拡大。上場初日の3月29日の米株式市場で同社の株価は8.7%高と、寄り付き直後の21%高から上げ幅を縮小して取引を終えたが、それでもなおIPO前のバリュエーション(株価評価)の妥当性が一般投資家に認められたことになるとデロイトのIPO担当パートナーのバレット・ダニエルズ氏は指摘する。

Lyft IPO Enthusiasm Drives Up Co-Founders' Stake To $1.2 Billion

Confetti falls during Lyft’s IPO ceremony in Los Angeles.

Photographer: Kyle Grillot/Bloomberg

  ダニエルズ氏は「現在IPOプロセスにあるどの企業にとっても極めて好ましい兆しだ」として、「非公開市場でこうした企業の一部は高く評価され過ぎていると考える人もいるが、今回はそうでないということを示す初期の証拠のように思われる」と述べた。

  ファイル共有サービスの米ドロップボックスなど、私募の資金調達時に評価された野心的な企業価値を公開後もおおむね維持している企業もあれば、写真・動画共有アプリ「スナップチャット」を運営する米スナップのように上場後は急伸したものの、その後は下げ続けている企業もある。

  リフトは私募での最後の資金調達で企業価値が151億ドルと評価されていたが、同社に追随しようとしているユニコーン企業は、未公開株投資家が思い違いをしているとは一般投資家が考えていない点を確信できるかもしれない。恐らく事態を最も注目しているのは配車サービスで米最大手のウーバー・テクノロジーズだ。事情に詳しい関係者によると、同社は4月にIPOを申請する見込みで、上場後の同社の価値は最大1200億ドルと評価される可能性がある。

  特に米政府機関閉鎖の影響で今年の米IPO市場が低調なスタートを切ったことを踏まえ、年内の上場を検討している写真共有サービスの米ピンタレストやメッセージングの米スラック・テクノロジーズといった企業もリフトの成功を見極めようとしている。

First-Day Ride

Lyft's trading debut ranked sixth among the top 10 U.S. tech and internet IPOs

Source: Bloomberg

  リフトのIPO価格は1株当たり72ドル。仮条件レンジは当初の62-68ドルからIPO前日に70-72ドルに引き上げられていた。公開株式数も3080万株から3250万株に増えた。

  3月29日の取引で同社株は87.24ドルの初値を付けた後、78.29ドルで引けた。

Lyft co-founders Logan Green and John Zimmer discuss the second-largest ride-hailing company’s trading debut

Source: Bloomberg
Lyft Inc. Application Amid Plan To File For IPO

The Lyft application on a smartphone.

Photographer: Gabby Jones/Bloomberg

原題:Lyft IPO’s Biggest Winner May Be Startups’ Private Valuations(抜粋)

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