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メイ首相に5月までの辞任要求、政権崩壊辞さずと離脱派-英紙

更新日時
  • 首相の下で総選挙なら「壊滅的な敗北」を喫すると与党議員らは懸念
  • 首相案の代案を模索する投票が4月1日に下院で再び行われる
メイ英首相

メイ英首相

Photographer: ADRIAN DENNIS/AFP
メイ英首相
Photographer: ADRIAN DENNIS/AFP

メイ英首相が、欧州連合(EU)との離脱合意案の代案として「EUとの関税同盟への残留案」を受け入れたり、5月の欧州議会選挙に英国が参加する方向に与党議員らを動かしたりすれば、そろって辞任すると離脱推進派の閣僚らが申し合わせた。3月31日付の英日曜紙サンデー・タイムズが報じた。

  情報源を明らかにせずに同紙が伝えたところでは、閣僚らは3月31日の閣僚会合で、辞職の警告をメイ首相に伝える意向。また、与党保守党の過半数に相当する170人の議員と政権メンバーらは首相宛ての書簡で、ソフトな離脱を受け入れるより「合意なき離脱」を推進するよう求め、5月22日までに辞任するよう首相に要求した。

  期限となる4月12日か、それ以後の速やかなEU離脱を求める首相宛ての書簡に10人の閣僚を含む約170人の与党議員が署名したと英大衆紙サンも報じており、ルイス保守党幹事長がBBCラジオとのインタビューで書簡の存在を確認した。

  一方、ガーク司法相は3月31日のBBCテレビの番組で、「合意がないまま離脱することが責任ある行動とは思えない」と発言。ラッド英雇用・年金相とクラーク民間企業相も、合意なき離脱を支持するよりは辞任する構えだ。

  英紙テレグラフによれば、メイ首相の下で解散・総選挙に突入した場合、保守党が「壊滅的な敗北」を喫すると与党議員らは懸念しているという。

  英下院では、首相案に代わる「プランB」の選択肢を絞り込むため、代案を模索する投票が4月1日に再び行われる。これらの代案には、関税同盟へ残留案のほか、2回目の国民投票で賛意が得られるまで離脱協定案の承認も施行もすべきでないという「再国民投票案」が含まれる見通し。

  ガーク司法相はBBCテレビに対し、「われわれは議会の決定を非常に注意深く検討する必要があるだろう」と語った。

原題:PM May Faces Cabinet Rebellion on Customs Union, EU Vote: Times
May’s Tories Plan for Election Amid Deep Divisions Over Brexit
U.K. Parliament Seizes Control Amid Brexit Rift in May’s Tories(抜粋)

(保守党幹事長が書簡の存在を確認したとの情報などを追加して更新します.)
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