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トルコ地方選:エルドアン大統領率いる与党が主要都市で敗北

更新日時
  • アンカラと地中海沿岸主要都市で与党敗北、リセッション影響か
  • イスタンブール市長選は接戦、与野党の候補が勝利宣言

トルコで3月31日に投票が行われた統一地方選の開票速報によると、エルドアン大統領率いる与党が首都アンカラと地中海沿岸の複数の都市で敗北が確実な情勢だ。与党は内陸部の地方都市の大部分で地盤を堅持し、同国最大都市のイスタンブールの市長選では与野党が勝利を宣言したものの、公式開票では野党候補がリードしているとの報道もあり、選挙結果の行方に不透明感が広がっている。

  商業の中心地でもあるイスタンブールの市長選では、最終得票数発表前の段階で、エルドアン大統領の盟友で元首相のユルドゥルム候補が勝利を宣言。国営通信の報道ではユルドゥルム候補が対立する野党・共和人民党(CHP)の候補に約5000票の差で勝ったと報道した一方、野党候補も勝利を主張。民営のデミルオレン通信は、野党候補が約2万7000票の差でリードしていることを選挙委員会側が4月1日午前に確認したと伝えた。

TURKEY-VOTE

記者会見の会場に到着したエルドアン大統領(3月31日)

写真家:ゲッティイメージズによるBulent Kilic / AFP

  エルドアン大統領の陣営が選挙で敗北を喫するのは数年ぶりだ。世界金融危機以来のリセッション(景気後退)の代償を大統領の公正発展党(AKP)と同党と与党連合を組む民族主義者行動党(MHP)が支払う格好となっている。今回の選挙結果はエルドアン政権による執行機関への支配力に影響しないものの、支持率の低下を受け経済を成長軌道に戻し投資家の信頼回復を図る取り組みが一段と急務になりそうだ。

Turkey's President Recep Tayyip Erdogan Speaks At Pro Palestinian Rally

ユルドゥルム元首相

写真家:Kostas Tsironis /ブルームバーグ

原題:Erdogan Loses Key Cities as Turkey Feels Recession’s Sting (2)(抜粋)

(民営通信社などの報道を追加して更新します.)
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