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Photographer: Toru Hanai/Bloomberg

日本株は大幅続伸、中国景況感改善や米物価安定-景気敏感中心に上昇

更新日時
  • 中国の3月製造業PMIは国家統計局と財新ともに拡大示す
  • 米国株先物や中国上海総合指数は大幅高、日本株は午後に上げ縮小
A visitor looks at an electronic ticker at the Tokyo Stock Exchange (TSE), operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), in Tokyo, Japan.
Photographer: Toru Hanai/Bloomberg

1日の東京株式相場は大幅続伸。中国の製造業購買担当者指数(PMI)の改善や米国の物価安定から景気や業績の先行き懸念が和らぎ、輸送用機器や電機など輸出、鉄鋼や非鉄金属などの素材といった景気敏感業種中心に買われた。

  • TOPIXの終値は前営業日比24.17ポイント(1.5%)高の1615.81
  • 日経平均株価は303円22銭(1.4%)高の2万1509円03銭

  中国の国家統計局が3月31日に発表した3月の製造業PMIは50.5で、前月からの上げが2012年以来の大きさとなった。1日発表の財新PMIも50.8に上昇。米商務省が29日発表した1月の食品とエネルギーを除く個人消費支出(PCE)コア価格指数は前月比0.1%上昇と、市場予想を下回った。きょうは米S&P500種Eミニ先物や中国上海総合指数がそろって大幅高となり、世界的な株高への期待が高まった。

  東海東京調査センターの平川昇二チーフグローバルストラテジストは中国製造業PMIについて、「拡大に転じたことはサプライズ。先行指標である新規受注対在庫の比率が好転しているため4月以降もなお改善する可能性がある」と指摘。「グローバル経済のリセッション(景気後退)確率は低くなり、相場は景気拡大をもう一度織り込み始める」と予想した。

  日経平均は一時477円(2.3%)高まであったが、新元号公表後の午後に為替市場で円安の勢いが鈍化するとともに上げ幅を縮小した。水戸証券投資顧問部の酒井一チーフファンドマネジャーは「大納会や大発会などに見られるご祝儀的ムードの先回り買いが事前に一定程度あった」と話した。

新元号発表後の指数伸び悩みに関する記事はこちらをご覧ください

1日は大幅続伸

  取引開始前に発表された日本銀行の企業短期経済観測調査(短観、3月調査)では大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス12と前回調査から7ポイント悪化した。一方、大企業・全産業の19年度設備投資計画は前年度比1.2%増と、市場予想(0.7%増)を上回った。

  • 東証33業種では石油・石炭製品、鉄鋼、非鉄金属、輸送用機器、ガラス・土石製品、海運、電機が上昇率上位
  • 空運のみ下落
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